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花嫁として鬼ヶ里に迎え入れられながら、その鬼に捨てられた桃子。家に帰る選択肢はなく、嘲笑の的になりながらも鬼ヶ里高校に通っていたが、ある日鬼頭の花嫁である神無がやってくる。自身へのコンプレックスから、神無に接近する桃子。ふとしたことで知り合った堀川響にその気持ちを利用され、神無を陥れるが……。
ナイス配役! な桃子だったと思います。一番イメージに近かった。「馬っ鹿じゃないの!?」と言い方とか、喋り方とか振る舞いとか、もうまんま桃子でした。響とのやりとりが、真剣でギスギスしてるのにラブコメで、気の強い桃子だからこその言動が気持ちよくて、楽しい。オリジナルエピソードも入っていましたが、鬼と花嫁の関係をよく表したエピソードで、面白かった。
華鬼×神無編でも描かれていた響との戦いで、神無を迎えにきた華鬼が「だから出て行けって言っただろ」というシーンをたまたま通りすがった妹がいきなり笑い出して、「言い方めっちゃ優しくなってる」と言うので、だよね!? と笑いました。
桃子のうしろで、華鬼と神無が進展してる(二巻以降のやりとりで続いてるらしい)のが面白い。そして大事なところ、二人が逃げているところで、ちゃんと神無のところに駆けつけて真剣かつ優しく「何があった」と聞いてくれる! ちゃんと描かれるより、そういうところで進展してますっていう焦らしプレイがほんとたまらない……! 映画版の華鬼が、神無の作ったご飯を(口に合う)とか思いながら食べ、言葉のやり取りはほとんどないのに二人で一緒に寝るのが当たり前になり、庇護翼とちゃんと会話できるようになる鬼頭になるのかと思うと、床をローリングする。かわいすぎてもえしぬ。
ヒーローとしては、響はヒールですが一番男前で少女漫画だったように思います。強引俺様系。桃子との相性が抜群で、ラブシーンがきゃーっと悲鳴を上げる感じで楽しかった。ラストは反則! 屋上のシーンが全部可愛かった! 不覚にもときめいたわ!
三部作ぶっ通しで見ましたが(記事は一日一記事にしています)想像したよりも面白かったです。実写化ということで作り物っぽいファンタジーかと思ったら、ある程度現実っぽくしてあって、薄暗くて、よかったと思います。いや、私が単に「ほーこういう実写化かー」と面白がってるだけかもしれませんが……。
三つのどれも面白くて、でも一言言うなら、華鬼と神無の仲良くなっているところをもっと!!! 見たかった!!! でも最高の焦らしプレイだったと思います。裏側で仲良くなってる二人……ときめくわ……。
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