読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
16歳の朝霧神無は、幼少時から意図せず男たちに狙われ、その度に自身を傷つけることを繰り返してきた。ある朝、士都麻光晴と名乗る男がやってきて「迎えにきた」と告げ、神無を鬼ヶ里と呼ばれるところへ連れて行く。身体に花の痣を持つ神無は、生まれる前に鬼によって印を付けられた鬼の花嫁だった。そして神無に印をつけた鬼とは、現在最も強い鬼・鬼頭とされる、華鬼。だが、華鬼は神無に強い憎しみを向けてきて……。
原作が面白かったので、映画も見てみることにしました。ちょっと不安だったんですけど、思ったよりも面白かった……! 小説のイメージや挿絵のままで入ると、ちょっと入りづらくてもぞもぞしてたんですが、見ているうちに、「神無がかわいいわ……」「イケメンでこの台詞ははずい……」とか楽しめるようになってました。いやー少女小説の世界を実写化されると台詞のあれこれやシチュエーションがすっごい恥ずかしいことがよくわかりました。
何が好きって、光晴の低音ボイスとえせ関西弁がツボ……! お笑い要員だと思ってたけど、映画ではがっつりしっかりヒーローのライバル的なキャラクターに仕上がっていて、見ているこっちがちょっとぐらつきました。
あと、神無の最初のセーラー服と、鬼ヶ里高校のセーラー服の差、というか、鬼ヶ里高校の制服の、セーラー服なのに女の子によく似合ってる形になっていて普通の学校よりちょっとおしゃれの私立って分かるところがすごくツボりました。細身の神無に、灰色スカートのセーラー服はよく似合ってたんですよ……。
ちなみに一番大きくツッコミたかったのは、鬼と花嫁って全員美形じゃないんかい! です。結婚式のあの広間、もうちょっとなんかなかったんか! どう考えても組の人みたいな感じでした。刻印を地味してるくせにここはこれかと。ここは気位高いいやらしい雰囲気にしてほしかったよ!
結構血がぐしゃーってなるシーンがあって、そこはちょっとうってなったんですが、全体的に薄暗いトーンの邦画らしさが学園伝奇のジャンルに合っていたと思います。しかしいいところで終わってしまったので、映画の華鬼と神無が急接近していくシーンを見たかった!
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