読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
『連れてこい。俺の花嫁を、ここへ』
少女の前に開かれた世界は、生まれたときから既に欲望と憎悪で塗り固められていた。「鬼の花嫁」の刻印を持つ少女「神無」は、16歳の誕生日に美しくも冷酷な鬼、「華鬼」のもとへ嫁ぐよう告げられる。なかば連れ去られるように向かったその先には、多くの鬼とその花嫁たちが生活する学園があった。鬼や花嫁たちの嫉妬が渦巻き、奸計がはりめぐらされるその学園で、神無は更なる地獄をみる。彼女に害をなそうとする鬼、命をかけて護る鬼、そして、彼女を疎ましく思う華鬼。さまざまな想いが交じりあう中、華鬼の残酷なまなざしの奥にひそむ苦しさを感じ取った神無は、知らず知らずのうちに彼に惹かれていくが…。(帯より)
ネット小説の書籍化が大流行している昨今、その走りとなった(と私は思っている)作品。すみません、Web版は未読です……。そして、私は梨沙さんの作品で最初に読んだのが『時計塔の怪盗』だったというひねくれ具合です!
はまるとやばそうだと思って、積んでしまっていたのですが……やっぱりもえました。ときめきました! ヒロインがひどい環境にあって自傷癖のある子だと聞いていたのでちょっと敬遠しているところもあったのと、絶対連れ去られた先で誰も味方がいなくてひどい目に遭わされるんだ! と思い込んでいたので、三翼にちゃんと慈しまれ守られているとは思わず、ときめきました! 思い込みよくない!
鬼の設定がいいなー。花嫁ときめた女性を、心から慈しみ愛する性質、というのは、女子の夢だ。花嫁と決まったら絶対に愛してくれるんですものね。だからこそ、華鬼と神無のすれ違いっぷりがどきどきします。がんばれー神無ー!
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