読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
トルコの小さな村に住む、親のいない五人の姉妹。祖母や親類から面倒を見てもらっている彼女たちは、ある日下校途中に男子と海で遊んでいたところ「ふしだらなことをした」として告げ口され、それ以来学校はおろか外にも出してもらえなくなってしまう。半ば監禁状態で、姉妹は嫁入りの準備をさせられる。姉たちが次々と結婚し、あるいは事件を起こす中で、末っ子のラーレと姉のヌルは逃げることを考え始め……。
閉鎖的、封建的な異国の地での、ごく当たり前の日々を切り取っているのか、これが実際にあることだっていう思い込みはだめなんだけど、あるかもしれないし起こりうるってことを考えると、自分が恵まれていることを実感する。考えられる環境、情報がある環境ってどんなに素晴らしいことだろうか。自由って多分、選べることなんだよな。
子どもが、女性が、人が、閉ざされたコミュニティの中でどうすれば望むように生きられるのかっていうと、逃げるしかないっていうのが辛いな……。外からは変えようがないもんな。家族とか親戚とか言うけど、やってることはほとんど人身売買って感じだ。
姉妹が次々にいなくなる感じは見ていてきつかったけれど、五人姉妹がとても美人だったので眼福でした。
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