読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
夏休みが近付くある日、帰り道で大きな石を見つけた小学生の康一。家に帰ってそれを水で洗ってみると、なんと河童が現れた。河童と暮らすことになった康一たち家族だったが、それが周囲に知られることになって大騒ぎに発展する。
夏休みアニメ映画でハートフル、かと思ったら「は、はーとふる……」と自らの思い込みを後悔するくらい、かなり現実味がある社会的な児童書を思わせるアニメ映画だった。泥臭いんだけど、これが現実だよな……。子どもたちのからかいはよくあるものだし、河童に過熱するマスコミとか民衆とか、それを排除しようとする人なんかが登場して「みんな仲良く」が困難であることを突きつけられた感じがした。主人公は決して無敵ではないし、家族もそうだし、河童という非日常に存在する命のことを完璧に守れるわけがないんだけど、やっぱり、現実すぎてちょっと辛かったかな……。
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