読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

食べれば残らないから、はるか古の食生活は再現が難しい。誰が何をどう食べたのか。米の支給方法や調理、酒の醸造と流通、東西の市場、酒宴の様子などからアプローチ。食事を成り立たせた社会の仕組みを明らかにする。(裏表紙より)
「古代の食生活を復元するために」
「米と飯」一日の食米・炊飯と給飯
「酒の醸造と経済」酒の醸造主体・古代の酒屋
「饗宴・共食と労働」都市の饗宴、農村の饗宴・特権としての酒宴
「乞食の風景」施行と乞食・群集化した乞食
「古代社会と食生活」
以上の章立てです。
史料に記載された内容から、古代の食生活についてまとめたもので、最後まで読んで思ったのは「食べ物と酒はお金と同じ」でした。
まったく詳しくなかったので「へえ!」と思ったのは、古代の貴族が自邸に酒殿を作ってお酒を作っていたことでした。鋳物所なんてものもあったようだし、家の中が一つの村みたいになってたんだなあ。
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高3になったかずらは友達として側にいてくれる藤枝への想いの変化に戸惑っていた。一方大地はあるきっかけから、かずらを女の子として意識しはじめ……。好きと友達境界線に悩む図書委員たちの青春模様。(Amazonより)
進路選択を目前にして、かずらと藤枝、大地の関係が少し変わる第3巻。
見えていなかったものが見えてしまって戸惑い、悩み、勇気を出して次へ進もうとする彼らが眩しい。そして成長している後輩たちの可愛らしいこと。西川君との話、よかったなあ。
受験勉強しているかずらたちの独特の空気感が、すごくわかる。上手く言えないけれど、学校にいるけれど一年生とも二年生とも違うことをしているという感じ。同じ生徒なんだけれど一番大人で、ふとしたときに三年生らしく学校に馴染んでいる感じというか。
方言が混じる会話といい、誰かの何気ない言動に気付きを得るところといい、とてもいい穏やかな青春ものでした。

頼れる図書委員長・ワンちゃんの憧れは、優しい司書の牧田先生。ある日、進路のことで家族ともめたワンちゃんは、訪れた司書室で先生の意外な素顔を目撃してしまい……。高校2年生の甘酸っぱい葛藤を描く。(Amazonより)
徳島のある高校の図書委員たちのお話の第2巻。
頼れる委員長のワンちゃんの真面目な子ならではの悩みだったり、前巻より引き続き、かずらと藤枝の進路関係を含めたもだもだな話もあり。甘酸っぱいなあ!
面白かったのがワンちゃんの、牧田先生に感じた憧れとショック。未成年の彼らは成人した人間を「大人」のカテゴリーにひとくくりに入れてしまうけれど、実際は年上なだけの自分と同じ人間なんだよな。それに悩んで、気付いたワンちゃんはすごい。

三年間住み込みで働いた屋敷を理不尽に追い出されたルシル。彼女は新しい就職先を求めてド田舎にやってきたが、そこで紹介されたのは、無口で無愛想な魔法使いフィリスの屋敷だった。
「余計なこと」を心底嫌う、気難しいフィリスの屋敷での仕事は、蓋を開けてみるとルシルにとっては好条件! 何としても新しい職場を死守するべく、彼女は「余計なこと」地雷を回避するためにフィリスの観察を始める。
そんなフィリスのことを少しずつ知っていくうちに、気難しいだけでない意外な一面に出会い、ルシルの気持ちは徐々に変化していき――。
フィリスとの距離が少しずつ縮まる一方、前の屋敷の主がなぜだか自分を捜し回っているらしいという噂を耳にするルシル。他にもフィリスの周囲では何やら魔法使いたちが騒ぎ始め……!?
平穏に暮らしたいのに何かと起こるトラブルを、仕事に対するプライドと持ち前の前向きさで乗り越えながらゆっくりとお互いの想いを育む、ほっこり異世界再就職ファンタジー。(Amazonより)
人外の存在として魔法使いが生きている世界。お年寄りに見える長寿の魔法使いとその家政婦の、主人と使用人、魔法使いと人間、色々な立場を超えて想いを育み、一緒に暮らしていく異世界ファンタジー。
ルシルの地に足ついた感じがすごくいい。プロフェッショナルらしい働きぶりや、フィリスを観察して試行錯誤して成功したらよっしゃ! ってなる感じ、すごく好感が持てる。他人がいても心地よく暮らせるなら、それは永年雇用を考えるようになるよねえ……にやにや。
日常描写がとても楽しかったのですが、次の巻は恋愛描写も増えるのかな。フィリスの恋愛モードに想像がつかないのでめちゃくちゃ気になる!

全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年もの長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯、御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉職され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。(裏表紙より)
伊勢神宮の衣食住について禰宜の方が説明、解説する一冊。
すべて神様に奉じるものなので、着るもの、食べるもの、住むところすべてが、過去の人々が記したものの通りに、ときには失われたものを復活させたり、代用になるものを使ったりしてきたという歴史。
どんな関係者も「お伊勢さんのものだから」と努力したり融通したりするところに、日々の生活に神様の存在が当たり前にあることがよくわかる。信仰って、それを続けようとする、守りたいと努力する人たちのおかげなんだな……と思った。

「竜神さまは生贄を受け取るつもりがない?」
聖女見習いのルーチェは、目の前の青年――オルフェンにそう告げられ大混乱。
人の姿を持つ彼は、間違いなくこの地を守る竜神さまなのに。
「俺は絶対に喰わん」「召しあがっていただけるまで、絶対おそばを離れません!!」
かくして食べてほしい生贄の聖女VS意地でも食べたくない竜神の謎の同棲生活が始まり!?(Amazonより)
ギリシャなど神殿文化と竜を絡めたファンタジー。夕鷺先生らしい思い切りが良すぎるヒロインと真面目で思いつめがちなヒーローの組み合わせで「私を食べてください!」「いらない……」をやるラブコメ。どろどろギスギスとは無縁で可愛らしいお話でした。
トゥレラがいかにも神様らしい自分勝手さでしたが、イリスがさばさばしたかっこいい人なので、この二人のだいぶずれたやりとりがもっと見たいなあと思いました。絆されるのかなあ、どうかなあ。



