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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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 小玉の片腕だった復卿が戦死し、それぞれがその存在の大きさを感じていた。そんな中、文林が「俺のせいだ」と言った波紋は広がり、小玉の胸に泥のような澱を残す。
 しかし都に戻った小玉には、つかの間の平和な時間が訪れていた。家族の時間を大切にし、文林とけんかをしながら書類仕事に明け暮れ、ある運命の出会いを果たす。しかしそれは、嵐の前の静けさに過ぎなかった……。
 かつて明慧が「いずれ小玉を窮地に陥れるだろう」と予想した文林が片腕となり、小玉はさらなる高みへと上っていく——。(裏表紙より)

カクヨム連載で、本編の前日譚だからか人物の掘り下げが多くて話はほとんど進まず。戦後処理と、思いがけない上官の死、その結果関将軍が誕生するという零幕の第五巻。
中華風の国の内政、軍にまつわるしがらみや一般人の生活などを読むのはとても面白くはあるんだけれど、話が進まないのは残念。必要な話ではあると思うんだけど、本編の印象が強いので将軍から皇后に上り詰めて第一巻、を早く読みたいのだ。
ところで表紙のイケメン、右側の人は誰だ!? と思ったんですが明慧なんですね!? うわーかっこいい! 素敵なお姉さん! これは惚れちゃうなあ。
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クリストファー王子の名ばかりの婚約者として過ごしてきた本好きの侯爵令嬢エリアーナ。彼女はある日、最近王子との仲が噂されている令嬢と王子が楽しげにしているところを目撃してしまった! ついに王子に愛する女性が現れたのだと知ったエリアーナは、王子との婚約が解消されると思っていたけれど……。事態は思わぬ方向へと突き進み!?本好き令嬢の勘違いラブファンタジーが、WEB掲載作品を大幅加筆修正&書き下ろし中編を収録して書籍化!!(Amazonより)

本好きの一族に生まれたエリアーナは、出世欲のない家族や社交よりも本を読むことを選ぶ性質のために周囲から見下げられているにも関わらず何故か王子の婚約者に選ばれている。婚約を受けたのは、王子がエリアーナに好きなだけ本を読んでいいと交換条件を持ち出したからだ。その本当の理由を、婚約にまつわるわずらわしいことから逃れるためだと考えていたが、エリアーナの目に、そのときがやってきたと感じさせる光景が……。
表題作の「虫かぶり姫」が短いからこそ凝っている感じがして面白かったです。
本好きなので常に何か読んでいる、行動するときは本のため。人よりも本に向き合っている時間が長いせいで、人に対する興味が薄く、宮廷内の争いにも興味がない。淡々としながらも本で蓄えた知識を口にすると、それが様々な人の役に立っていて、実は信奉者が多く……という要素がめちゃくちゃ楽しい。私関係ないですって顔でめちゃくちゃ重要人物っていう設定、やっぱり好きなんだなあ。
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王命により冷徹と噂の騎士団長のリカルドと政略結婚することになった令嬢のリアナ。リアナは愛のない結婚だとわりきり、跡継ぎを産むことだけが目的の初夜を迎える。やがてリアナは懐妊するも、リカルドに愛されていないと思い、彼の前から姿を消すことに。ところがしばらくぶりに再会したリカルドはそれまでの冷たい態度が一変! 「俺にはお前しかいない」――会えない時間を埋めるように赤ちゃんを溺愛し、母となったリアナを庇護欲たっぷりに甘やかしてくる彼に、リアナも気持ちを抑えられなくなり…!?(Amazonより)

内容紹介がほぼ本文、かつ誇張しすぎ感あり。
物語の始まりは妊娠中から。気持ちのすれ違いを感じて領地での出産を願い出るも、やっと夫がやってきたと思ったら仲を疑っている王女を連れており……というこれを解決するだけのストーリーなので普通の文庫の半分くらいの分量かな?
すれ違いを解消して出産するけれど、それ以上のいちゃいちゃはなし。夫であるリカルドの視点があるのでだいぶ口下手なのはわかるのですが、もっとちゃんと愛情表現してくれた方が楽しかったのになーと思いました。
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タイトル通りパワーストーンをまとめた本。チャクラの話にもちょっと触れています。
横文字名に和名を添えてくれているの、資料としてめちゃくちゃ助かる……。
石って本当に綺麗だよなあ。見ているだけで心が洗われる……。
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茶葉92種類の味わい、香りと、もっともふさわしい淹れ方を紹介します
おいしい紅茶の茶葉92種類の
味わい、香りと、もっともふさわしい淹れ方を、
紅茶のたのしみを伝えることに尽力し続けている
リーフル代表、山田栄さんがご紹介します。(Amazonより)

美味しい紅茶の産地と銘柄をまとめた本。
お茶の色をカラーで見られるのがとてもいい。色味大事。やっぱりここまで違いが出るかーと思いました。
あと個人的に嬉しかったのが国内外の紅茶メーカーをまとめてあるところ。手に入る範囲で、でもだいたい同じ銘柄の紅茶を選んでしまっているので今後これを見つけたら飲んでみようかなと思えたものが見つけられたのはとても嬉しい。
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ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。
自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、〈走狗(ミニオン)〉候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年――そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ? 魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?
現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場!(カバー折り返しより)

中世ヨーロッパ、魔術が息づく世界で、とある島で起こった殺人事件とその顛末。
ファンタジーとミステリーの融合、すごくいいですね! 思っていたより堅実な世界設定だったので便利な魔術の存在がどうトリックに繋がるのかどきどきしていたんですが、最後の最後に積み上げたものの形を見たとき、ああこの設定じゃなきゃ書かれなかった作品だな、と思いました。
アミーナとニコラの交流がとても微笑ましい。最後に独り立ちすることになったニコラは、まさしくこれから続く物語の「主人公」という感じ。アミーナも冷静で賢い娘で、この時代においては名もなき女でしかない彼女が語り手であるのは大きな意味があったと思います。つまりものすごく好みでした。
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イギリスでは、家は建築された時代、様式、どのように改装され、美しく保たれているかという観点で価値が決まる。そんなイギリス各地の家々をスケッチし、その魅力を探る本。

外観や内部のスケッチが綺麗で素敵。長く住まれてきた家、住人が大事に手を加えてきた家にすごく心を惹かれるので、たくさん見ることができて嬉しい。カラー刷りなのもとても豪華で嬉しい!
家の構造や特色についても軽く触れられているので色々と参考にできそう。
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大家さんが一階に暮らす家の二階を借りている僕。とても上品な大家さんの言動によく驚かされつつも、一緒に食事をしたり出掛けたりしていたけれど。
1巻は大家さんの楽しくて豊かな言動に振り回されている感があったんですけれど、2巻は、合間合間に感じられていた大家さんの寂しさや老いがクローズアップされている部分があって、しんみりとした気持ちになりました。また、雪と赤い帽子の話が……。
素敵な関係だと思いました。大家さんと店子というだけでこんな風に一緒にいられるって、なんだか、嬉しいような、まだまだ世の中捨てたものじゃないなというか。
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「大家さんと僕」の番外編的な一冊。手塚治虫文化賞のこと、漫画家さんたちの応援イラストやコメント、あちこちに掲載されたものをまとめたり、こぼれ話を収録したり。
みんな、大家さんと矢部さんの関係にほっとした人たちなんだろうなあ、と微笑ましく読みました。こういう作品って、想像力だけでは多分書けなかったと思うんですよね。実際に出会った人だったから、素敵な一冊になった、という感じがしています。
次の2巻で終わります、ということと、大家さんが亡くなられたことが書いてあって、2巻がどんな内容になっているのか、ちょっとどきどきしています。
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 仙娥の罠にはまり、皇后の地位を剥奪された小玉。綵とともに後宮最下層の冷宮に送られ、誰もが小玉の過酷な未来を予想した。
 しかし意外にも、小玉は生き生きと下働きに励みはじめる。さらに冷宮での生活で、小玉は走り続けていた自分を見つめ直す、凪のような時間を得ていた。
 その一方、珍しく文林が真桂のもとを訪れる。文林が真桂に持ちかけたのは、小玉救出のための悪あがきのような一手だった。
 本人ですら死を覚悟した環境の中、小玉が助かる道は果たしてあるのか——。(裏表紙より)

皇后の位を剥奪された小玉。したがって文林とは離縁し、二人の部下たちとともに最下層の冷宮に送られる。
あらすじほど生き生きしているわけではないですが、生来の強さと、味方たちが手を回してくれたおかげで、難なく切り抜ける。小玉自身はほとんど動いておらず、過去へと思いが向いてしまうのは、やっぱり彼女も歳をとったということなのかもしれません。
一方、後宮の状況はめまぐるしい。仙娥の結末があれって、すごく中華風後宮の闇を感じました。この状況で、小玉は今後どうするんだろうな。ラストシーン、読んでいた私もちょっと衝撃でした。
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Author:月子
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