読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
幽閉された王女の身代わりで厳格な騎士団長アルフレッドと結婚したリリア。威圧的で怖い男性だと思いきや、女性への気遣いが出来る紳士的な人だった。結婚初夜、熱いキスや愛撫で優しく導き、かつてないほどの快感を与えてくれて。幸せすぎる生活が続いていたのに、正体がバレて大ピンチ! 不安になっていたけれど
「俺の側にずっといてくれ」彼の言葉で逆転ハッピーエンドに!?(裏表紙より)
伯爵令嬢ながら貧しい暮らしをしているリリアは、せめて何ができるのかを考え、人助けがしたいと、国家転覆を図った王女の元へ差し入れをする日々を送っている。だが美しく派手好きで身勝手な王女ライラーヌは、愛する人と添い遂げると決めてリリアに身代わりを持ちかけた。「リリア」ではない、新しい人生を求めて身代わりを承諾したが……という身代わり結婚ものながら、冒頭から自分勝手なライラーヌに不思議な魅力があって、最後まで身勝手ながらもとても可愛らしかった。いかにも甘やかされたんだろうなあ、っていうわがまま娘なんだけれど、愛する夫に真実を打ち明けられないリリアに「自分が彼に言おうか」と言ってくれたり、自分以上に頼りない夫とちゃんと結婚するあたり、憎めないなあ。
リリアとアルフレッドの新婚生活は微笑ましかったな。ちゃんと走ったんかい! って笑っちゃった。真面目な似たもの同士の夫婦だなあ。一カ所、リリーじゃなく本名のリリアで呼んでいるシーンがあったのは多分修正し損なったやつですね?
ヴァプトン伯爵夫妻が両親としてはちょっと……な感じだったので、幸せになってくれそうで何よりでした。
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