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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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いつも記録ばかりなので、ちょっとだけ雑談でも。

夏が来ます。
読書感想文の季節です。
すっごく四苦八苦して結局あらすじ紹介+感想みたいなのを原稿用紙10枚分くらい書いた記憶があります。あらすじまで入れたのは、「この感想文を読んでも、あらすじがないとどういう話かどこがよかったか分かってもらえないよね?」と子供心に思っていたからです。
今でも、そんなに読書感想文について分かっているわけではありませんが、これで読書感想文を書いたよという本の紹介をちょろっとしたいと思います。

小さなおねえちゃんと大きないもうと (ポプラ社のなかよし童話 (26))
浅川 じゅん
ポプラ社
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小学校二年生くらいにこれで書きました。覚えているのは、妹が読書感想文で四苦八苦しているのを横目で見ながら、大きいおねえちゃんである私は「ふふん」とか思っていたからです。いやな姉だ。
お姉ちゃんの方がちっちゃくて、妹は身体が大きくてわがまま……という話なんですが、結局妹はかわいいという話でした。たしかに、妹はかわいい(と今ならちゃんと言える……)

金色のクジラ (ひくまの出版創作童話―つむじかぜシリーズ)
岸川 悦子
ひくまの出版
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ベネッセか新聞かの読書特集か何かで見て読んだような。
白血病と戦う家族の物語。本を読んで、悲しくてたまらない気持ちになった記憶があります。
骨髄という言葉や、腰に注射を射すということを知ったりしました。

カラフル (文春文庫)
カラフル (文春文庫)
posted with amazlet at 10.07.04
森 絵都
文藝春秋
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読みすぎてはっきり覚えていないんですが、たぶん感想文に書いたと思う。
死んだはず魂が、「抽選に当たった」ということで下界のある少年の身体に宿り、過ごす日々。私のイメージだと、爽やかさよりも、じっとりと暗い印象があって、そのもどかしさが、子ども時代なのだと思ったりも。
小学生中学生の頃に読むと衝撃がひとしおだと思うので、ぜひ子どもの頃に読みたい本。私は夏になるとこれが読みたくなります。
今夏アニメ映画が公開されます。

緑の森の神話 (心にのこる文学)
折原 みと
ポプラ社
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折原みとさんを知るきっかけになった本。
とてもファンタジーで、ちょっとだけRPGっぽい。でも、少年らしいさわやかさに満ちた物語です。装丁が綺麗なんです。中身のデザインも。
主人公の少年が、呼び声に答えてファンタジーの世界へ。でもそれだけじゃない、とても訴えかけてくるものが多い作品です。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)
湯本 香樹実
新潮社
売り上げランキング: 1887

ひどく思い出深い本。小学校の同級生の男の子が、「読んでみろよ」と勧めてくれたのでした。これも夏が来ると読みたくなる。
少年三人が、死ぬところを見たい、と一人暮らしの老人のところに通い……という物語。動機が不謹慎すぎてどきどきしました。本当に、少年たちの夏、を多くの人が持つそのままのイメージで描いた、すごい作品だと思います。これを読むと泣いてしまう。

主に小学生の頃の記憶を掘り出して書いてみました。子どもの頃に読んだ本というのは、結構覚えているものですね。
今の大人は本を勧めてくれないかもしれないのが悲しいですが、ここでひっそり記事にしておきます。
それでは、ここまで読んでくださった方に、本とのよき出会いを!
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