読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
面白かった! すごく世界観に酔いました。ずっと色彩が鮮やかに浮かび上がっていて、想像するだけでとても楽しかった。銀髪碧眼! 銀髪碧眼! 褐色紅目! 作中、とても青の色が強調されて、青でも色んな色が浮かんで、すごく鮮やかだなあと思っていました。
隠されて育てられ、家族からも無いものとされている自分に疑問を持ちながら、一生懸命に周囲を見よう、知ろう、そして助けたい、と思い続けるシェルタが、健気でとてもかわいい。この素直さ、愛らしさは、姫という身分らしい透き通った意識だと思うので、大変好みでした。ぶつかって、打ちひしがれながら、次の方法を探したり、考え直したりする彼女が、すごく好きです。逃げない、と思うシェルタを、のちにカルフが「けして弱い方という意味ではない」と言って理解を示したのが、我がことのように嬉しかった。
ソティラスは、いつ毒吐きシーンをシェルタに見られるかとどきどきしていたんですが(笑)、ここで留まっていたので、惜しい! もっとやって! という気持ちが。ショックを受けられるがいいよ! と笑顔で思うくらいに、ソティラスが好きです。
カルフはすごく無骨な人かと思っていれば、一番真っ当で真面目な人で、苦悩を表面に出さない分、ガンバレ! と応援したくなる人でした。氷解はもうちょっと先みたいですが、ソティラスに詰め寄るラストは、とても必死だったのでにやっとしました。続きがあれば、もっとデレが見たいです!
この世界をもっと知りたくなる一冊でした。続編出ないかな!
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