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スペース (創元推理文庫)
ご存じだろうか。〈魔が差す〉という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は……。(裏表紙より)

再読だった。でも未読の棚にささっていたので、あれー? と思いながら読みました。でもとてもしんみりと面白かった。駒子と瀬尾さんの物語というよりは、彼女たちを外側から見た二編でした。
駒子に対する評が、とてもずばりと書かれていて、私はどちらかというと駒子寄りだけれども、まどかの思いも分かる気がします。ちょっとテンポが違うなあと思う気持ちも、それでも誰かに親近感を抱く気持ちも、そして、駒子の「誰にとっても一番ではない」という悩みも。
これを読んで無性に宮沢賢治記念館に行きたい! と思ったりしました。
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