忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[194]  [195]  [196]  [197]  [198]  [199]  [200]  [201]  [202]  [203]  [204
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 [DVD]
オスカー女優グレース・ケリーとモナコのプリンスの世紀の結婚。だがその後の生活は波乱に満ちたものだった。はっきりと自分の考えを述べるグレースは宮廷人から眉をひそめられ、大人しくしろという夫とも喧嘩が絶えない。そんな折、フランスとの関係が悪化。諸外国を巻き込み窮地に立たされていくモナコ。家族を守るべく、グレースは公妃になっていく。

実在の人間を神聖視するのはいかがなものかとは思うんですが、おそらくかなり美化されたり実在の人物とは大きくかけ離れた描かれ方をしている人もあるんでしょうが、生涯一の難役に挑んだプリンセスという文句に釣られてしまった。
アメリカの一女優が、一つの国の高貴な家に嫁ぐ。それはもう波乱に満ちているのだろう、きっと肌に合わないと思ったり反発を受けたりするんだろう、と想像できるそのままが描かれていて、フィクションだとはわかっているのですがそこからどう自身と向き合い、そして国と向き合うかを決めていくグレースがとても興味深かったです。声を荒げたり悲嘆にくれて涙したり、親の理解を得られないと感じたり、子どもを愛したり。本当に普通の女性なんだよなあ。そんな彼女が覚悟を決めていくさまが、そして最後に人々の支持を受けるところが、「上に立つ才能とはこういうことだ」というのを見せつけられたような気がしました。
PR
パンドーラ―水の神話 (コバルト文庫)
翠子と遠哉は、17歳の高校生の双子の姉弟。数年前に母は亡くなり、ふたりは父親とともに穏やかな毎日をおくっていたが、翠子には繰り返し見る不思議な“水の夢”があった。その頃、友だちの彼氏を奪っては捨てる魅力的な女と、西洋人のようにキレイな顔の男が殺される——ふたつの殺人事件は翠子と遠哉の暮らしに不思議な影を投げかけて……。
ギリシャ神話の神が蘇る幼想ストーリー。(裏表紙より)

ギリシャ神話の神々がこの世に転生……というのか、人の姿を持って降り立っていたら? というお話。思わせぶりな登場人物や会話が、ああ昔こういう作品たくさん読んだなあということを思い出させて懐かしい……。
水という言葉がとても印象的な作品でした。
貴族デザイナーの華麗な事件簿 ロンドンの魔女 (富士見L文庫)
 19世紀末のロンドン。伝統と革新が渦巻くこの街の一角で、仕立て屋を営むジェレミーの店には、風変わりな人物が入り浸っている。彼の名はエドガー・ノースブルック。貴族でありながら、先見の明と奇抜なアイデアを併せ持つ、自称デザイナーだ。
 2人はある日、客の実業家から、最近雇ったメイドが「自分は17世紀のセイラムで魔女狩りに遭った」と言っているという話を聞く。折しもロンドンでは人体が突然発火するという奇妙な事件が続発していた。好奇心旺盛なエドガーは、調査に乗り出すが……!?(裏表紙より)

近代化が進み、コルセットがやがて廃れるであろうという新しい時代を迎えつつある19世紀末ロンドンを舞台にした、貴族の三男坊デザイナー(探偵役)と仕立て屋(助手役)のミステリー。
その時代の空気が感じられる描写がとても素敵だなあと思いながら読んでました。女性たちもかなり活動的になってきていて、みんな気が強そうだなあと思ったりも……笑
エドガーがジェレミーの腕に惚れ込んで、ジェレミーはエドガーの発想に惚れ込んでいるっていうのがいいなあ。互いに尊敬できる相棒っていいですよね。
双翼の王獣騎士団 狼王子と氷の貴公子 (一迅社文庫アイリス)
地味顔だし、特別何かが優れているわけじゃない。王都へ行った義兄のジークは自分のせいで帰ってこないし——。と悩みをつのらせていた辺境伯公女エリカはある日、領地に出現した魔物のせいで窮地に陥ってしまった! そのとき、颯爽と現れた王獣騎士団が救ってくれたのだけれど……。団長のラルフ王子がなんでわたしなんかに絡んでくるの!? でも、兄様が副官になったせいで帰れないのなら、苦手な王子のそばだろうと、騎士団に入って取り戻してみせるわ! 男だらけの騎士団で未来を拓く、地味系乙女のラブファンタジー。(裏表紙より)

何かを成したくて、何かになりたくて、けれどそのきっかけがつかめずに周りが見えなくなりつつあるエリカが、勇気ある一歩を踏み出すまでのお話。
何かになりたいと思っているとき、何をしていいのかわからなくなるときがくるんだよねえ。大事なものを失いそうになっているときはなおさら。
器用貧乏で突出した特技がない、けれど能力は高いエリカが、自由奔放で鋭いラルフにどう感化されていくのか。きっといい形になるんだろうなあと微笑ましい。
家族仲がいいのもにこにこして読んでました。お母様がいいキャラだ。
かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち (集英社オレンジ文庫)
雪のクリスマスイブ。母親が失踪し家を追い出された茜音は、天使のような少女の導きによって古い洋館アパート「かなりや荘」に招き入れられる。そこには心の片隅にさびしい廃園を抱えた人々と、道半ばにして亡くなった天才漫画家の幽霊・玲司がひっそりと暮らしていて…。古アパートを舞台に、歌を忘れたかなりや達が繰り広げる、優しく力強い回復と救済の物語。
傷ついたかなりや達の止まり木に、ようこそ。(裏表紙より)

タイトルのファンタジックさと、内容紹介から想像されるお話とは90度くらい方向が違う気がする……絵を描く人である主人公の茜音が、いかにしてものを作っていくか。傷ついた敏腕編集者と、天才漫画家の幽霊の少年とともに歩んでいくお話、という認識でいいのかな。シリーズもの前提とあとがきにありました。
表現活動において傷ついた人たちが集まるのがかなりや荘。女優さんもいれば写真家さんもいて、同居ものに見せかけてほとんど人物紹介で終わった気がするので、この人たちのお話も今後絡んでくるのかな?
征馬孤影: アルスラーン戦記5 (光文社文庫)
王都エクバターナ奪回へと西進するアルスラーンに、北方の強国トゥラーン軍急襲の報が入る。反転してペシャワール城に戻ったパルス軍は、智将ナルサスの指揮の下、敵の大軍を迎え撃つ。一方、虜囚の身から抜け出したパルス国王アンドラゴラスは、王妃タハミーネとともに、王都脱出を図っていた。父子は再び相まみえるのか? 急展開に目が離せないシリーズ第五弾!(裏表紙より)

トゥラーン軍との交戦、宝剣ルクナバードを巡るヒルメスとギーヴの対峙、アンドラゴラス王の合流とアルスラーンの次の展開まで。
ここまであからさまに蛇王ザッハークの存在が匂わされていたかなあと、アニメを思い返すもよく覚えていなかった。これやっぱり後に蛇王や魔導士たちと戦うんだよね……?
ヒルメスとイリーナの邂逅が切ない。
汗血公路: アルスラーン戦記4 (光文社文庫)
王太子アルスラーンのもとに、各地の諸侯や領主たちが次々と集結。瞬く間に大軍が形成されていった。新生パルス軍は、ついに西方千キロ彼方の王都エクバターナ奪還に向け出撃する。対するルシタニア軍も王弟ギスカールの指揮の下、パルス軍を上回る軍勢で迎え撃つ。大陸公路を血で染める決戦が、いま始まる! いよいよ佳境、激動の展開を見せるシリーズ第四弾!(裏表紙より)

アルスラーンの出撃前、仲間たちが集結するところとギーヴの離反、アンドラゴラス王が牢を脱出するところまで。
ここでエトワールの話が出てくるのか。漫画版はとてもわかりやすく書き足してあるんだなあと思いました。あとイリーナ姫の登場もこの辺りだったのか。
表紙がファランギースなんですが、彼女がたくさん登場して喋ってくれるので嬉しい巻でした。
帰らじの宴 華族探偵と書生助手 (講談社X文庫)
 書生として働きながら京都の名門・三高に通いながら庄野隼人は、主の中村重吉翁のお供で、京都でも指折りの名家・大谷家の「桜を見る会」に参加する。それは大谷家のふたりの令嬢のうちのひとり、桜子の婚約披露の場でもあった。だが、めでたく華やぐはずの会は悲劇の始まりだった——。
 招待客としてその場に居合わせた伯爵家御曹司で人気作家・小須賀光とともに庄野は悲劇の真相を探るのだが!?(裏表紙より)

華族で小説家の小須賀の付き人めいた立ち位置になってしまった、三高生の庄野。大谷家のご令嬢の婚約披露が行われる桜を見る会で、事件が発生。婚約するはずの相手側、庄野の学校の教師でもあった辰井が死んだのだ。動機は? 犯人は? 一方、時代は思想がぶつかり合う世で……。
「いつから思想が踏み絵みたいになってしまったんだろう」という台詞が沁みました。本来なら違いはあっても一緒に生きることができるはずなのに、と登場人物が言うんですよね。作中の時代が時代だからというのもあるけれど、今の時代もそうだよなあ……なんてことをぼんやり思う。
事件そのものの謎はあっさり目ですが、そこに絡んだ人々の思いが強いのがこのシリーズの魅力だなあと感じました。
8月10日が待ち遠しい!―才媛(眼鏡クールストーカー気味)と隣国の貴族(腹黒笑顔伯爵) (ティアラ文庫)
初めて男の人から受けた愛の告白、ぎこちないキス、少し触れられただけで広がる快感。セックスってこんなに幸せなものなのね。ずっと好きだった美少年エルンストにふられたエッティラ。失恋に泣いていた夜、ベッドに寄り添って慰めてくれたのは住み込みで世話をしている伯爵デービッド。彼は子供の時からずっと私が好きだったなんて? 笑えて少し切ないセンシティブ・ラブコメ。(裏表紙より)

『8月10日を楽しみに』の関連作。
前作を思うと薄味ですが(「8月10日」の重みとかね!)、随所随所がとても野梨原さんだなあと思って嬉しくなる。
エロさんとヴァルが相変わらず仲良しなのでよかったなあと思ったり。
エロスも薄めで、少女が失恋も含めて人を好きになって抱き合うことの可愛らしさが感じられる作品でした。
死にかけ花嫁と革命の鐘 (コバルト文庫)
ブルグ帝国の暴君皇帝に政略結婚で迎えられた王女ヘルミナ。生まれつき身体が弱く、長く起きれば熱を出し、緊張が高じると血を吐いて倒れるという病弱っぷりで、世話係の侯爵カエサルは日々振り回されることに。だが、実は病弱を逆手に医学や政治の知識を蓄えていたヘルミナ。国民が皇帝に不満を持つのを見抜き、カエサルに革命の同志になるよう密約を申し出て…。激動のヒストリカルラブ!
何かを為すまで、絶対に生き残ってやる。(裏表紙より)

古王国の王女ヘルミナはとある悔しさを覚えた日から、何かを為すまで生きると決め、自身の病弱体質を使って薬の研究を行ったり、様々な書物や研究者からあらゆることを学んで知識を蓄えた、思いの外したたかでしぶとい姫君として成長した。そんなヘルミナに、独裁を行う帝国の皇帝から婚姻の打診が……。
「次は死ぬかもしれない」という感じで、ちょっと移動すれば熱を出したりなんだりして死にかけるヘルミナ。戦ったことはないけれど何度も死の間際までいったことがある、と発言するだけあって非常に芯の強い姫君で、賢いヒロインでとても素敵です。
そんな彼女のお目付役兼世話係になったオルトランド侯爵カエサルは、彼女の奇行ぶりと聡明さに惹かれていくんですが、こんな女の子が目の前にいたら気になって仕方ないだろうなあと彼の気持ちになってしまった笑
ヘルミナはもしかしたら長生きできないのかもしれないけれど……二人でいい国を作っていってほしいな。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]