読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

行儀見習いとして王宮へあがったのに、気づけばお掃除女中になっていた貧乏伯爵家の令嬢リネット。彼女は、女を寄せ付けないと評判の王太子殿下アイザックが通りがかった朝も、いつものように掃除をしていたのだけれど……。彼が落とした書類を届けたことで、大変なことに巻き込まれてしまって!? 殿下に近付く女性はもれなく倒れちゃうって、どういうことですか! それに、触れても平気だったからってだけで、婚約者として雇うなんて本気なの!? ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ!(裏表紙より)
貧乏伯爵家出身、働くことが当たり前、自分のことは自分でやってしまう、図太くたくましい令嬢リネット。何故か女性と同じ空間にいたり近付いたりすると、彼女たちに体調不良を起こしたり昏倒させたりしてしまう謎の体質の王太子アイザック。リネットが例外だと知ったアイザックは、諸国の賓客がやってくる生誕祭で自らの噂を払拭するため、リネットを婚約者として雇う。
ツッコミ体質ながらも理性的で、素直なリネットがすごくかわいい! 対してアイザックはすごく甘くて、側近のレナルドがかわいそうなくらい。リネットたちに対するレナルドのツッコミが冴え渡ってすごく楽しかったです。
最後の方にちょっとどきどきするシーンも入っていて、とてもロマンスでした。
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両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。苦難の中で真の生き方を思い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら描いた珠玉の短編集。(裏表紙より)
リストラ、夫婦、家族、老い、病など、子育てを終えてそれからという人たちが抱える問題がほとんどで、少し世代は合わないんですが、とても身近な題材を使った短編ばかりで面白く読みました。
読みやすいなあと思ったら、漫画原作にしたものを短編にしてまとめたものだったんですね。コマの切り替えや構図が浮かぶなあと思ったら、そういうことだったか。うまいなあ。
みんなどこか寂しさを感じさせる作品なんですが、「ムシヤシナイ」が好きです。遠距離別居している祖父と孫の距離感って、時々救いになるときがあると思うんですよね。路男の見守りの眼差しがいいなと思いました。
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北海道のとある田舎町に暮らすシュウジは、最近ちせという彼女が出来た。ちせは鈍くてドジっ子、恋人のお付き合いも交換日記からという感じだけれど、可愛い恋人だ。ぎこちないながらも徐々に距離を縮めていく二人。この町の外で起こっているという戦争は遠い出来事のはず、だった。ちせが「最終兵器」として改造され、戦争に赴き、自分を失っていくまでは……。
原作はずいぶん前に読了済。初めてアニメを見ました。原作でもキーワード的に用いられていた「ラブソング」が、実際にシュウジの好きな歌として頻繁に登場するのがいいですね。創作物と実際の音楽って、掛け合わされるとさらに立体的に感じられる気がしていいなあ。
初めて恋をして、恋人同士になって、キスをして、触れ合って、抱き合って……というのを、この世界の終わりと掛け合わせるセカイ系、2018年という時期に見ると、自分が大人になったこともあって色々掘り下げてみられて面白いなあ。高校生同士の幼く拙い恋の、この人だけが唯一という気持ちを全力で表現しているシュウジとちせが、かなしくもいとおしい。こんなに必死になる必要なきっとなかっただろうに、この人だって決めてしまうともう周りが見えなくなるんだよなあ。
ラストが原作と違って救いようのない終わり方をしたので、ちょっとびっくりしました。ここは一緒に飛び立った方が、救いがあったしフィクションなんだっていう安心感があった気がするなあ。
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最終兵器となったちせ。一方で、その試作品として最終兵器となった人物がいた。軍に所属し、兵士たちの憧れだったミズキ中佐は最終兵器のプロトタイプとなっていたが、その影響でちせの思考が流れ込んできて……。
OVA作品。MISSION.1と2の二本立て。本編の裏で動いていた軍に所属するミズキの視点で、ちせを利用していた大人たちの事情を描く。
しかしちせ側だとそんなに感じなかったのですが、一応日本全体を俯瞰している人たちがいたのね……。というのは多分大都市部は壊滅状態で、政府も軍もろくに機能していないんだろうなと思い込んでいたので。いや人型の最終兵器を作る時点で機能使ているとは言えないかな……。
ちせを振り回し使い捨てようとしている軍の人たちの中にも、良心があった、という話かな。子どもの世界と理屈で戦おうとしていたシュウジとちせに対して、大人の世界でなんとかその子どもたちを救おうとしていたのが、ミズキだったのかもしれないなあ。
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建築家を志しながらグリーティングカードを作る会社で働くトムは、周りから少し変わっていると言われる内気で妄想過多な青年。ある日新しく入社してきたサマーに一目惚れをし、好きな音楽をきっかけに距離を縮まるけれど、二人の関係はなかなか進展しない。価値観の違う二人は果たして……。
トムの視点で、恋に一喜一憂する彼の姿を見守る作品。すごくぴったりくるときもあれば、全然違うときもある、二人の関係をリアルに描いてるなあ。二人の性格は絶対合わないんだけど恋してるとそんなの関係ないよねえ。妄想も「こうだったらいいな」っていうのがわかりすぎてつらい。後半、心が離れているのがわかるシーンのまとめみたいなところ、ずきずきする。でもきっと変わってしまったのはサマーだけじゃなくて、トムもなんだよなあ。悪い方にも、いい方にも人を変える。それが恋。
最後めちゃくちゃうまいなあ! 感動した。時間が動いた、って感じがすごくした。

とある事情で魔女の国・赤の国から故郷に戻った魔女ナナイは、将来のためにひたすら"婚活"中! 努力が実り顔も性格も将来性も抜群の、領主の息子シスの婚約者として家に招かれることに。魔女としても完璧に演じるためには、その事情から一見野獣のような動物学者の幼なじみレイダも連れていかなければならない! ところがシスが行方不明になり——!? 訳ありな2人のお騒がせ婚活ラブ!!(裏表紙より)
世界一の魔女と言われるほどの魔力量を持ちながらも、魔法を使う媒介が「幼なじみのレイダ」という人間であるために、魔法の使用に大いに制限がかかってしまう、出来損ないの魔女であるナナイ。仕方なしに一緒にいるレイダは、面倒臭がりながらもナナイに付き合う。
遠慮のない二人、早く結婚すればいいのに、わかっていないのは二人だけ。結婚するぞ! と意気込んでいるナナイをため息をつきながら見守るレイダ、いい男だけど押しが弱くて、もうちょっと頑張れよー! ナナイは早く気付けよー! ともだもだ。
殺人事件と失踪事件を推理するお話でしたが、軽く読めて楽しかったです。やっぱりそう簡単にはいかないよねー笑
![(P[む]1-10)その本の物語 下 (ポプラ文庫ピュアフル)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61uLjPUsB9L._SL160_.jpg)
どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって——。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された——。
傷ついた魂の恢復と人間への信頼を謳いあげた、傑作長編ファンタジー!(裏表紙より)
再構成はされているものの、全編収録されているわけじゃなかったのかあ。ちょっと残念。
子どもの頃、「風の丘のルルー」シリーズを読んでいたとき、「最後はこうなったらいいなあ」と想像していた物語の通りになったみたいで嬉しかったです。やっぱりルルーはルーリアだったんだなあ。
ルルーがどんなに綺麗な女の人になったんだろうと想像すると、嬉しくて楽しくてどきどきして、笑ってしまう。けれど「この道を行くのは辛い」と言った彼女の気持ちを考えると、きっと楽しいことばかりの旅じゃなかったんだろうな。
もう一度読めてよかったです。
![(P[む]1-9)その本の物語 上 (ポプラ文庫ピュアフル)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51tFq3Rh0EL._SL160_.jpg)
ずっと友達でいられると思っていた。なのに、約束を破ったのはわたし——。病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、きょうも朗読を続ける南波。それは二人が子どもの頃に好きだった魔女の子のお話だった。遠ざけられても、裏切られても、なお魔法の薬で人々を癒そうとした風の丘のルルー——。大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら……。今を生きる十代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、遙かなる魂の物語!(裏表紙より)
『風の丘のルルー』シリーズを再編集した上下巻。ルルーは魔女の子ルルー単独のお話でしたが、再編集のこれは、ルルーシリーズが存在する現代世界にいる南波の視点パートが入るもので、かつての読者だった自分たちと重なるなあと思いました。
沙綾と聞くと、思い出してしまうのは『はるかな空の東』のサーヤ・クリスタライアなんですが、やっぱり特別感のある名前ですね。
目覚めなくなった沙綾のためにルルーシリーズを朗読する南波。果たして沙綾は目覚めるのか、南波は自分の心に決着をつけられるのか。ルルーのお話も最後まで読めるのかな。下巻が楽しみだ。

四大公家のひとつ《黒狼公》となったヤエトのもとに、砂漠に巣食う盗賊を捕縛しようと第二皇子の使いがやってくる。その盗賊団と接触を試みたヤエトは、自らの恩寵の力と対になる未来視の力を持つ女性と出会い…。一方、兄である皇子同士の激しい後継争いを目の当たりにし、衝撃を受けた皇女は、ヤエトの助けを得ながら、自らの進むべき道を模索し始める。——陰謀と謎が渦巻く中、ヤエトの過去視の力が視た『真実』とは!?(裏表紙より)
読んだのは幻狼版。
二巻の下巻。北嶺にいるはずの皇女がやってきてしまったことから始まって、暗躍する皇子たちの一人に恩を売ろうという話。そして物語全体に関わってきそうな、「世界の罅」と呼ばれるものに世界が脅かされていることがちらりと明かされる。相変わらず命を狙われながらふらふらになっているヤエト先生……らしいというか、お大事にというか。
皇女はヤエトに導かれて王道を行くんだろうなあ。この世界の行く末に関わらされてしまったヤエトも気になりますが、彼女の未来もすごく気になります。いやしかし面白いなあこの作品。
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