読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

毎日のようにセレブやスピリチュアルな現場を取材し続け、どうやったら「次元上昇=アセンション」できるのかを考え続け、「小難しい本を読むより、猫を5分間撫でている方が真理に近付ける」と認識、善行というマイレージを貯めることこそが、個人の次元上昇を達成する方法だと気づく。そのおそるべき試行錯誤、抱腹絶倒の日常記録です。(裏表紙より)
うっさんくせー!! というセミナーやら話やらの連続で、だいじょうぶかな……と中盤になるとちょっと心配になってきました。スピリチュアルな方面は、信じないわけではないんですが、がっつり目の前に現れると引いてしまう……。しかし、セレブの人たちとこういう話をしているということは、富裕層の人々は信じて実行しているわけか……? 羨ましいような、お金があるところにそういう真偽不明なところが集まると実感するというか。

今日もしくしく痛む胃を押さえ、国のためにあくせく働く王女殿下——そんなグリゼルダのもとに、隣の大国・ミトラス帝国の次期皇帝候補でもあるラドラー公ヴィルベルトから、緊急の手紙(という名の脅迫状)が! そこで告げられたのは、グリゼルダが管理する鉱山のダイヤがニセモノだったということ。捕食者の笑みを浮かべるヴィルベルトとの、胃がキリキリの駆け引きがはじまり——!?
ダイヤモンド鉱山の領地を治める小国の王女グリゼルダ。胃痛持ちで常に胃薬を手放すことができないグリゼルダだが、次から次へと胃の痛い事件ばかりが起こる。偽ダイヤ事件で関わることのなったヴィルベルト公爵殿下との出会いで、ますます胃が痛くなる日々……。
恋愛要素はちょっと添える程度。頭のいいグリゼルダと、嘘つきで本心を明かさないヴィルベルトの駆け引きと、事件解決がメインです。もうちょっとヴィルベルトのいいところが見たかったなーとか。今のままだと、従者のセールイと悪巧みしかしてない感じが……。
デスクワークが多くて胃痛持ちのグリゼルダですが、かなり行動的で物怖じしないところがかっこいい。それでも言動の端々から可愛いところが感じられるので、もっと活躍したところが見たいなと思いました。

15年前、その日から人は死ななくなり、子どもは生まれなくなった——突如として、生も死も無くなった世界で、死にながらも生き続ける者たちに、穏やかに“本当の死”を与えることができる唯一の存在“墓守”。そんな墓守の少女アイは、死に囲まれた日常の中、やさしい光を放つ小さな奇跡であった。終わりゆく世界でアイが経験する出会いと別れ、そして運命——発表後各方面から絶賛された“世界の終わりを守る少女”の感動の物語。(裏表紙より)
神様から捨てられ、人が死ななくなり、新しい命が生まれなくなった世界で、「12歳」の少女アイは、墓守だった母の仕事を受け継ぎ、ある村で、みんなに可愛がられて暮らしていた。しかしある日、来訪者によって、その平穏は終わりを告げる。
なんというか……優しいけれど、かなしい。やわらかいけれど、痛い。終末(週末?)を迎えた世界で、家族を持つということについて考えたり、生死の境目が曖昧になって苦しい気持ちになったり……読み終わったあと、不思議な気持ちになりました。

傭兵隊との契約更新のための結婚? 大切な姫様を野蛮な傭兵隊長になんて渡せません! 公国の姫に、継母から持ち込まれた傭兵隊長との政略結婚。侍女マリアダは、秘密裏に姫を恋人と駆け落ちさせることに成功!——したものの、怒った公妃から姫のふりをして傭兵隊長を誘惑し契約更新を取り付けるよう命じられる。姫の幸せを守るため、マリアダはしぶしぶ身代わりとなるが……。侍女と敏腕傭兵隊長の身代わりラブファンタジー★(裏表紙より)
留守がちな父が不在の間、継母から虐げられてきたものの、楚々とした美しさと優しい心根を持って育った、大事な大事な姫君。そんな彼女が幸せになれるよう、用意周到に計画した結果、信頼できる結婚相手を見つけて姫を駆け落ちさせることに成功した、侍女マリアダ。さあ、あとは継母であるテレーザ公妃に、「ざまあ!」と言って退職するだけ……だったはずが、実は国は、姫君を差し出さねばならないほどたいへんな状況だったらしい。
という、とにかく主人公マリアダが、賢くって機転が利いて一生懸命、かつ若干ちょろいところが本当に可愛い話でした。面白かった!
正体が見破られているかどうかについては、傭兵隊長ジルヴィーノが「すごい観察眼を持っている」という描写があるので、こりゃもうバレてるなあというのが分かるんですが、マリアダの必死な演技が可愛いし楽しい。ジルヴィーノは、頭が切れるからなあとちょっと一歩引いてみてたんですが、泣き始めたマリアダに向けた台詞の優しさに、落ちました。……その台詞反則!
テレーザはテレーザで国のことを考えて一生懸命だったようだし(それにしては継子いじめがひどかったけれど)、随所のテレーザとマリアダの対決は読んでて楽しかった。
面白かったです。

ランベールは父王の廃位により、幽閉されること14年! そこへ“三憂士”を名乗る謎の3人組が現れ、「国を救って欲しい」とランを誘拐(彼ら曰く救出)!! 彼らは悪政を敷く女帝・レリアを廃し、ランを王に据えたいという。なぜ“亡き者”として扱われ、王位に興味もない自分を——? 疑問に思うランだが「打倒・女帝」を唱える彼らの思惑には、それぞれの“何か”があるようで——!?(裏表紙より)
三銃士ですね。見事に男ばっかりです。一癖も二癖もあって、普通の人が不在です笑
十四年間幽閉されていたために、世間のことを知らず、のほほんとした性格に育ってしまったランベール王子。救国の騎士の称号「白銀騎士」を持つ伯爵クロード、色のついた眼鏡ををかけた死神のような神父ジストン、無口で無愛想だが心優しい最強騎士アシル。そしてランベールとともに幽閉されていた(ある日牢屋に投げ込まれた)ポメラニアン・フリードリヒというメンバーで、腐敗した王国を救おうというお話。
ランベールがすごくいい子で、全体的に明るいトーンで、前向きに「自分にできることは」と考えてくれるので、すごく読みやすかったです。この子、ポテンシャルめっちゃ高いよなー。面白い王様になるかもしれない。
個人的にアシルがすごく好きだったので、その後が気になりました。とってもすっごく気になりました。

華やかなその世界も、死と隣り合わせていた——。音楽学校に学ぶ乙女たちの青春とは。舞台を奪われ、緑の袴がモンペに替わったタカラジェンヌたちの心を支えたものは。「歌劇」「宝塚歌劇脚本集」「宝塚年鑑」には何が記されていたか。熱烈なファンがその目で見たものとは。宝塚大劇場はなぜ閉鎖され、いかにして再開されたのか。貴重な証言と資料から浮かび上がる「もう一つの昭和史」。(カバーより)
宝塚歌劇団と昭和史を重ねてまとめたもの。2004年の発行なので、今ではもう100周年を迎えた宝塚歌劇団。この本では、熱量はだいぶと抑えられているので、もっとたぎるような「あの時代はこうだった」というのを読んでみたいなと思いました。
劇場を閉鎖しなければならないというとき、そこにいた人たちのことを思うと、なんともいえない気持ちが込み上げてくるんですよね。舞台を作っていた人たち、演じていた人たち、見ていた人たち、いろんな人たちの思いがあったんだろうと想像すると、積み重ねってすごいと思う。語彙がなくてたいへんアレなんですが。

少年達の未来を信じたい!
地雷で脚を失ったアデム、ゲリラに誘拐され兵士にされたターティ、目の前で友達を殺されたアブドゥヌール……。明日をも知れぬ毎日ですが、それでもみな、一日一日を懸命に生きています。(帯より)
2011年の本。戦争、地雷、ゲリラ、難民などを取り上げつつ、そうした状況にいる子どもたちのことがまとめられています。子ども向けの本だと思うのですが、もしこれを読む人が小学生や中学生で、自分と同じ歳くらい(八歳〜十二、三歳)くらいの子どもたちが、親がいなくなって同じような子と一緒に廃墟のような街に暮らしていたり、地雷で両足を失ったり、逃げている途中で親とはぐれたり、誘拐されてゲリラ少年兵になったり……というのを読んだら、たぶんすごく衝撃なのでは、と想像しました。
子どもたちの未来が守られる世界であってほしい。