読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

新入生歓迎会のために「西遊記」を演じることになったのび太たち。だが提案したにもかかわらず役は村人その1。不満に思ったのび太は孫悟空に似ている自分が悟空を演じるべきだと主張しタイムマシンをつかって旅をしているはずの孫悟空を探すが、そのことがきっかけで歴史が書き変わってしまう大事件が起こってしまうことに……。
ドラえもん映画でどれが怖かった? と聞くとだいたい名前を聞くような気がするパラレル西遊記。確かに家に戻ってきたと思ったら自分たち以外全員が妖怪だったというのは怖い。なりかわりはSFでもよく見ますけれど、怖いと思いますもんね。
しかしドラミちゃんが観世音菩薩なのは納得しかない。劇場版を順番に見ていますけれど、ドラミちゃんが的確な援護をくれるパターンが結構ある気がするので、しっかりものの妹属性に目覚めてしまいそうです。
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作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の社員には辛辣な言葉を投げかけられ、作家が直々に足を運ぶ「書店まわり」直前にはトラブルを予感させる出来事が……。井辻くんの奮闘をあたたかな筆致で描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集第二弾!(裏表紙より)
成風堂シリーズの番外編シリーズ。出版社の営業社員が、書店さん、作家さん、自社の人、他社の人と関わり合いながら本を届ける、そこで発生する大小の事件の謎を解く連作短編。
一巻目は井辻くんの営業マンとしての成長も含めていたので、ちょっとうっとくる言葉や展開もあったのですが、二巻目はそこまで感じなかったかな。むしろみんなが一生懸命作家や書店を守ろうとしているのを強く感じて、なんだか温かい気持ちになりました。
「新刊ナイト」がハラハラした分、すごくいい結末でじんわり染みた。「君とぼくの待機会」は大きな賞の裏側を知らないと書けない話だったので真相になるほどと思ったし、どの出版社の人間も台無しにさせるかと走り回っているところが賑やかで、仕事に対する熱意を感じてよかったなあ。

十年前に日輪が消えた国、照日原。その辺境の郷の姫・かさねは狐神の花嫁に選ばれる。だが花嫁とは、日照不足で不作続きの郷を救うための贄を意味していた。知らずに狐に喰われかけたかさねは、金目の青年・イチに助けられる。見返りとして彼が要求してきたのは、日輪を司る日神に会うためにかさねの「力」を貸すことだった。
戻る場所のないかさねはしぶしぶ同行を決める。しかしイチこそが日輪が消える原因を作り、都から追放された皇子だと気づき――。
運命に抗うための旅が、今始まる。心揺さぶるファンタジー開幕。(裏表紙より)
日本神話を感じさせる和風ファンタジー。日輪を失った国で、世間知らずで無鉄砲で純粋な姫と、影を背負った罪人らしき青年が、神様に物申すまでのお話。
もっと字数がある、それこそ分厚い児童書や単行本で読めたらなあという膨らませがいのある部分がたくさんあったので、壮大な話を一冊によくまとめたなあ! と思いました。日神への奏上がやっぱりクライマックスで、そのためには足場になるエピソードが必要で……あっさりしていて気になる部分がありこそすれ、大事なところは外していない物語だったと思います。
最後にイチが選んだものがとても嬉しかった。しみじみと、本当によかった、と思えました。

平凡な高校生である泉新一は、ある日謎の宇宙生物に襲撃される。その生物は人間を捕食し、寄生してその人間に成り代わる種であり、乗っ取られることは阻止したものの新一の右腕にその寄生生物が同居することとなった。右手ゆえに「ミギー」と名付けたパラサイトだが、人間という種を理解しない彼らは新一の周辺で次々に事件を起こし始めていた。
原作既読。原作よりも現代に合わせた描写に変更されているものが多くて、別の作品を見ている気分になりました。しかしやっぱり、面白い。
一番いい変更点は新一のビジュアルが変わっていくところが、彼の心や立ち位置の変化をわかりやすく表していてよかったな。何かあったと一目でわかる、周囲が彼を警戒し始める理由づけにもなっていて。
そしてやっぱりミギーがかわいい! 感情なんて理解していないようでいて、人間からしてみればその言葉や行動の端々から「もしかしてこうなんじゃないか?」と想像させられてしまうのがなんとも憎らしい。
ラストの清々しさもよかった。面白かったです。

恐竜はいまも生き残っていると主張し、ジャイアンとスネ夫に馬鹿にされたのび太。ドラえもんの道具で「地球上に生き残っている恐竜はいない」と断言されて落胆する。しかし0点のテストの山を隠すため、発見した地底の大空洞にたどり着き、仲間たちとそこに秘密基地を作って遊んでいたところ、スネ夫が迷子になった上に地底に行くための道具が壊れてしまう。機転をきかせてなんとか地底にたどり着くが、そこは地球内に生き残った恐竜が進化を遂げた恐竜人の国だった。
みんながわくわくする「恐竜の絶滅」がテーマの作品。また恐竜かあとは思ったんですが、地球の内側で生き残る恐竜人を助けたのが……という最後のあっと驚く仕掛けがやっぱり面白い! また地球の人間を滅ぼして云々かと思ったので余計に。
今回気になったのはノイローゼ。いま多分言わない言葉だよね……? と思ったので、どう変わっているのか確かめてみたい。

酪農を営む父親と、認知症の母親と暮らす十八歳のジャユンは、苦しい家計を助けるため、友人に誘われてスターを輩出する賞金五億ウォンのオーディション番組に応募する。見事なパフォーマンスを披露したジャユンは番組制作側からも期待をかけられるが、しかしそれをきっかけに謎の青年をはじめとした奇妙な集団に追われ始める。
なかなか面白い少女×サイキック×サスペンスで、めちゃくちゃ続編が見たくなりました。
記憶を失い、生活は安定しているとは言い難いけれど、温かい家族と友人と平凡な日々を送る少女ジャユン。ある日見知らぬ青年が現れ、自分を知っているような謎めいた言動をする。さらには過去を知ると思われる組織が現れ……と非日常へと突き飛ばされる、と思いきや。わかりやすいどんでん返しですが、まさしく「魔女」な主人公の誕生でハラハラドキドキワクワクしました。続編がすでに公開されているので続きが見たいなあ!
「GAMERA -Rebirth-」
夏休みを迎えて遊びまわるボコ、ジョー、ジュンイチの三人は、アメリカ軍に所属する家族のいるブロディらとやりあい、仕返しを計画していたところ、謎の飛行怪獣の襲撃を受けてしまう。各地を襲うこの怪獣はギャオスと呼ばれており、四人は捕食されそうになったところを新たな怪獣に救われる。カメの姿をした怪獣を、彼らはやがてガメラと呼ぶようになるが……。
小さな勇者たちを描くアニメ作品。
ガメラシリーズはほとんど見たことがないので、オリジナルを見てみたいと思いました。
怪獣の侵略を受ける地球、その意味と、出現したガメラの真意。SFなストーリーで、醜い大人の争いと、目の前の難事に仲間たちと必死に立ち向かう子どもたちの対比が面白かった。終盤に関わってくるのが自衛隊と日本の研究者たちなのが、なんというか、すごく意味深というかそういうあるあるネタなんだろうなというか……。
しかしガメラが放ったビームが祝杯を挙げるやつらを一瞬にして吹き飛ばしたのは笑っちゃった。総辞職ビームかよ。
脱落者が出たのでうっそぉと叫んだんですが、最後まで見てみるとこれ、続編あるー? もう少し成長してからとか大人になってからの再会を期待したい。
夏休みを迎えて遊びまわるボコ、ジョー、ジュンイチの三人は、アメリカ軍に所属する家族のいるブロディらとやりあい、仕返しを計画していたところ、謎の飛行怪獣の襲撃を受けてしまう。各地を襲うこの怪獣はギャオスと呼ばれており、四人は捕食されそうになったところを新たな怪獣に救われる。カメの姿をした怪獣を、彼らはやがてガメラと呼ぶようになるが……。
小さな勇者たちを描くアニメ作品。
ガメラシリーズはほとんど見たことがないので、オリジナルを見てみたいと思いました。
怪獣の侵略を受ける地球、その意味と、出現したガメラの真意。SFなストーリーで、醜い大人の争いと、目の前の難事に仲間たちと必死に立ち向かう子どもたちの対比が面白かった。終盤に関わってくるのが自衛隊と日本の研究者たちなのが、なんというか、すごく意味深というかそういうあるあるネタなんだろうなというか……。
しかしガメラが放ったビームが祝杯を挙げるやつらを一瞬にして吹き飛ばしたのは笑っちゃった。総辞職ビームかよ。
脱落者が出たのでうっそぉと叫んだんですが、最後まで見てみるとこれ、続編あるー? もう少し成長してからとか大人になってからの再会を期待したい。

入宮した姉は一年たらずで遺体となり帰ってきた――。
大海を跨ぐ大商人を夢見て育った商家の娘・水鏡。しかし後宮へ招集された姉の美しすぎる死が、水鏡と陰謀うずまく後宮を結びつける。
宮中の疑義を探る皇太弟・文青と交渉し、姉と同じく宮女となった水鏡。大河に浮かぶ後宮で、表の顔は舟の漕手として、裏の顔は文青の密偵として。持ち前の商才と観察眼を活かし、水面が映す真相に舟を漕ぎ寄せる。
水に浮かぶ清らかな後宮の、清らかでないミステリー。(Amazonより)
水に浮かぶ後宮、その宮女となりながら皇帝のお手つきを望まず、慣れ親しんだ舟を漕いで宮中の人々を渡す日々を送る水鏡。商人の娘として生まれ、商才や思考能力、操舵の才に恵まれた彼女の才覚に目をつけた前帝の妃の一人に協力する形で、宮中の事件をひそやかに追う水鏡だが、その本来の目的はこの後宮で不可解な死を遂げた姉のことを知るためだった。
皇帝の寵妃になるよりも、縁がある皇太弟と思いを育むよりも、独特な冷静さとしたたかさでもって、皇帝の寵を競う女性たちから一歩引いた形で事件の謎を解く、この線引きが絶妙に刺さって面白かった!
商才も知恵も操船技術も持っているのに、姉が持っていた美しさと愛想だけがないと考えている自己肯定感が低すぎる水鏡が、結婚が決まっていながら妹の代わりに自ら宮女になった姉の水蓮の死の真相を追う、その胸のうちを思うとひりひりする。何を考えていたのかわからない、知りたい、と必死になるのは、姉の影になっていた自分を救うために必要な作業なんだろうなあ……。
事件解決のためにちょっとずつ力を貸してくれる人たちが個性豊かで、面白いチームになっていて楽しかった。
後半からだいぶ危ない事件と犯人に迫りつつ、未解決のまま終わったので続きがめちゃくちゃ読みたくなりました。

12人の妃を一度に娶った凱帝国の崇成帝・高遊宵は、すべての花嫁を出自に関係なく同じ位に拝命し、床を一緒にした者から順に位を上げていくと宣言した。そのため、花嫁たちは皇帝の気を惹こうと必死に競い始めるのだが、ただ一人、科学好きの令嬢・緋燕には全くその気が起きない。緋燕が後宮に入ったそもそもの理由、それは「貴重な科学の本が読めること」、そして「復讐」にあって…!?
いつまで君は余を添い寝だけで我慢させるんだい?(裏表紙より)
理系っぽい、薬や絡繰や自然などを好み、皇帝の寵姫になろうとはまったく思っていない緋燕が、気を引こうとしない姿勢を好まれ、権力争いの落としどころとして名ばかりの夜伽の相手を務める。本来の目的は、母を辱めた宦官を突き止め、裁くことにあった。
だいぶ込み入った設定だな! と思ったのですが、憎い仇は誰なのか、ちらちらと登場する人物たちの誰が関係者なのか、後半の捜査や対決パートがとても面白かった。
遊宵はこれまで読んでいると哀れな人だったんですが、今回普通に幸せになっていてよかったねという気持ち。しかし冒頭からやっていることがやっていることだし、これまでを踏まえて、この先下手をうって大変なことになるんじゃないかなあという予感がしている。