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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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銀河英雄伝説〈VOL.14〉怒涛篇(下) (徳間デュアル文庫)
帝国軍の裏をかいて、イゼルローン要塞の再奪取に成功したヤン・ウェンリー。しかし、その間にもラインハルトによる同盟領侵攻は着々と進んでいた。圧倒的な戦力で同盟の軍事施設を破壊し、首都ハイネセンへとむかう帝国軍。完全なる勝利を予感しながらも、ラインハルトの意識下には、常にヤンの存在があった。そんな帝国軍の前に、同盟軍の艦隊を率いた老将ビュコックが立ち塞がる。老いた獅子の死を賭した挑戦に、若き獅子が応える——「自由惑星同盟最後の戦い」の火蓋は切って落とされた!!(裏表紙より)

自由惑星同盟の終焉と、ついにヤンとラインハルトの再戦なるか、という巻。
ラインハルトが散々、結婚する様子がないとか、子どもがいないと困るのにとかいう話をしているのに対して、ヤンたちの側に、ユリアンに加えてカリンという次世代の話が現れてきているなあ、と思う。ラインハルトは輝かしい伝説を残して終わりそうだけれど、ヤンはヤンとして残るのではなく彼「ら」の信じたものが継がれていくのでは、などと考えた。
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王立エトワール近衛隊  炎の剣士と誘惑の密約 (角川ビーンズ文庫)
熱血新米士官・アルが属するエトワール近衛隊は、美形士官ばかりで形成されたお飾り部隊。しかし、真の顔は正義を貫く精鋭特命部隊だった。近衛隊の次なる任務は国の威信をかけた国際会議での護衛。超絶美貌のドS上官・シャリオの下、任務に励むアルだったが、シャリオの右腕であるフラム少佐は、謎の男から王子暗殺計画をもちかけられ…!? 絢爛な衣裳に身を包む美麗男子達の華麗なる作戦第2弾!(裏表紙より)

エトワール近衛隊の第二巻。第一巻が、ほとんど男性ばかりなのに、すっごく恥ずかしい台詞やらシチュエーションやらで、読んでいて照れてしまってもぞもぞするので、かなり長いこと置いてしまいました……。
星石を扱う護星官としての任務を秘めつつ、エトワール近衛隊は、隊に嫌がらせをする好戦派の第二王子ソールの護衛をすることに。ソール王子の言動が、ああこの人死にたいんだなあ、みたいな投げやりで軽く絶望した感じなので、彼の冷たいさびしさや、アルの熱血具合が、もうもだもだしてしまう! いい歳した大人たち、あるいは世間のことをある程度知った子たちが、空気を読んだり事情を読んだりするせいで、正義や信念を貫き通しにくい状況にあるので、正義をまっすぐに叫ぶアルは、眩しくて、いいなあ……。
冬の巨人 (富士見L文庫)
 千年にわたり永遠の雪原をただ歩き続ける異形の巨人ミール。人間の世界のすべては、巨人の背の上に作り上げられた都市だった。ミールとはなんなのか、どこへ向かうのか、知る者はいない。
 ミールの研究を続ける“変人教授”ディエーニンの助手オーリャは、ミールの外——すなわち人の住めぬ雪原でひとりの少女を拾う。「外」からやってきた彼女との出会いは、終末へと向かう世界に何をもたらすのか。そして巨人の歩みの果てに待つ光景とは……。
 ファンタジー史に残る傑作、著者全面加筆のうえ復刊!(裏表紙より)

雪に閉ざされた世界。巨人の背中に街を作り、暮らす人々。世界の名前=巨人というところから、もうツボをグイグイ押されて「……好き!」ってなりました。お話が短いなんて気付かないくらい、終末と再生のための要素がいっぱいに詰まっていました。
貧富の差が存在し、ひとり、貧しい暮らしをしながらも、しなやかな考え方を持っているオーリャを取り囲むのは、いつ迫害されるか分からない教授たち。富める者たち。世界が終わることを訴える宗教。
こういった、どうしようもない『終わり』がすぐそばにある感じと、オーリャの素直さや強さが、すごくいいんですよ! 世界の終わりは必ず来るけれど、そこに希望を持った人がいる、とわかる世界が!
短かったけれど、面白かった。正統派ファンタジーはいい……。
ケータイ世界の子どもたち (講談社現代新書 1944)
小中学生が覗く社会の闇!
メール依存、ネットいじめ、学校裏サイト、児童売春。
親や教師はどう対処したらよいか。(帯より)

2008年5月の本なので、ケータイ、PHSが論じられているだけで、スマホは影も形もない。進化ってあっという間だなあ……と思う。
プロフ、裏サイト、モバゲーなど、当時かなり話題に上ったものについて、大人向けに説明している一冊だったかなあ、と思います。インターネットのコンテンツのことなんて想像もつかない親たちに、子どもがどんな風にツールを利用しているのか、という。ギャル文字なんて懐かしいものにも触れられていましたが、未だに使っている子はいるのかなあ……。
スマホが普及した後の、こういう本を探して読んでみようかな。
面白南極料理人 (新潮文庫)
ウイルスさえも生存が許されない地の果て、南極ドーム基地。そこは昭和基地から1000kmかなた、標高3800m、平均気温-57℃、酸素も少なければ太陽も珍しい世界一過酷な場所である。でも、選り抜きの食材と創意工夫の精神、そして何より南極氷より固い仲間同士の絆がたっぷりとあった。第38次越冬隊として8人の仲間と暮した抱腹絶倒の毎日を、詳細に、いい加減に報告する南極日記。(裏表紙より)

映画「南極料理人」の元となった日記。南極には観測隊がいるのは知っていましたが、どんな生活をしているのかなんて想像もつかなかったので、興味深く読みました。だが、ますます謎が深まっていく……どれだけ過酷な土地なんだろう。普通(じゃないと思いますが)にちゃんと暮らしていけるのはすごいな。想像もつかない。
南極でもご飯が美味しいってきっと嬉しいよね、とそれだけは想像できそう。しかも高級食材ばかり……。食品は持ち込まなければならないのは過酷だけれども、工夫を凝らしてうまい飯を作る技術は心底尊敬しました。
小さいおうち (文春文庫)
昭和初期、女中奉公にでた少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。だが平穏な日々にやがて密かに”恋愛事件”の気配が漂いだす一方、戦争の影もまた刻々と迫りきて——。晩年のタキが記憶を綴ったノートが意外な形で現代へと継がれてゆく最終章が深い余韻を残す傑作。著者と船曳由美の対談を巻末収録。(裏表紙より)

昭和初期、女中として少女の頃から奉公してきたタキが、その奥様と家について語るもの。目次のデザイン(私が読んだのは文庫版ですが)がちょっと「おや?」と思うところがあったので、もしかしたらと思っていたんですが、最終章はやっぱり「えーっ!」と驚きました。
家を愛する人の執着は、どうしてこうも重苦しいのにいとおしいのかなあ。家と、そこに住む主人を心から慕う。それは、年老いた時に気難しいと呼ばれるくらいに、信仰みたいなものになっている。途中で挟まる、甥の孫の健史にイライラしていたんですが、最後まで読むとそれがくるっと変わる感覚が、怖くて面白かった。
承認をめぐる病
他人に認められないと、自分が愛せない! 気鋭の精神科医が世相と精神医学を架橋する。

表紙がイラストなので、何故精神医学の本にイラスト……? と思ったら、AKBやエヴァなどに絡めて、現代の若者の精神学を語る始まりだった。コミュ力、コミュ障、キャラの単語が飛び交う「思春期解剖学」の章は面白かった! スクールカーストについても書かれていて、なかなか分かってるじゃん……となるなど。しかし「承認」について書かれているところがびしびしびしびしと刺さって痛い……。私は多分これ。
他人の許しがなければ、自分を愛することすら難しい。承認依存とは、つまるところそういうことだ。「ひきこもり」にしても「ニート」にしても、あるいは、いわゆる「新型うつ」から就活の悩みの須田んに至るまで、どこにでもこの問題が見て取れる。
銀河英雄伝説〈VOL.13〉怒涛篇(上) (徳間デュアル文庫)
ラインハルトが輝かしい「黄金獅子旗」のもとに、歴史と宇宙をねじふせる行動を開始したころ、政府による謀殺の手から部下とともに脱したヤンは、かかげる旗のないままに「不正規隊」を自称していた。迷走する自由惑星同盟政府——そこにもたらされたのは皇帝ラインハルトによる同盟政府への弾劾と和約の破棄、そして再度の宣戦布告であった。首都ハイネセンへとせまる帝国軍艦隊。その報を聞いたヤンは、「イゼルローンに帰るか……」とつぶやく。魔術師ヤン・ウェンリーの新たな智略とは!?(裏表紙より)

政府の思惑によって殺されそうになったヤンは、仲間たちによって救出され、同盟を離反した。その同盟は、ヤンの脱出劇によってレンネンカンプが拉致され、死亡したことを理由に、帝国から宣戦布告を受ける。
イゼルローン放棄の際、ヤンたちが仕込んでいったものが発揮される巻。意外と普通の策というか、当然というかな種明かしでした。
ユリアンが無事に合流してよかった。恋の予感もあるので生暖かく見守ることにしよう。
そしてまた人が死んでいく。流星みたいだなあ……。
銀河英雄伝説〈VOL.12〉飛翔篇(下) (徳間デュアル文庫)
その朝、ヤン・ウェンリー家を訪れたのは、半ダースほどのダークスーツの男たちだった。来訪の目的は、ヤンの身柄の拘留。容疑は反平和活動防止法違反。それが、かつては彼を英雄としてたたえた同盟政府のふるまいだった。権力を信奉するものたちにとっては、帝国・同盟にかかわらず、ヤンは認めがたい存在であったのだ。連行される夫を見つめていたフレデリカは、すぐさまシェーンコップへと連絡をいれる。数多くの軍功をあげた「薔薇の騎士」連隊が、ヤン救出のため叛乱の狼煙をあげた——。(裏表紙より)

二ヶ月しか保たなかった、ヤンとフレデリカの平和な新婚生活。ついに同盟を離反することになったヤンたち。一方、地球教を探るユリアン。そんな感じで、新しい戦いを感じさせる準備巻だったかなと思います。好かれているヤンがやっぱり好きだ……。そして、どんどんラインハルトは孤独になっていく。
昔返りの乙女と竜の王たち 四竜の帰還と再会の約束 (一迅社文庫アイリス)
その日、巨大な光の柱が立ち上るとともに、突然前世の記憶が甦る《昔返り》という現象が世界のあちこちで起きた。辺境の村に住む少女・アナベルは、竜の力を持つ太陽王・ソールへの前世の恋心を思い出し、更に《昔返り》を鎮める力を得てしまう。そんな彼女の前に、太陽王の《昔返り》を名乗る青年と、前世で彼に仕えた者たちが現れて……。かつて覇権を争った竜の王たちと、鎮めの乙女が紡ぐ、運命と記憶のラブファンタジー!(裏表紙より)

前世は平凡な少女。今世でもさほど変わらない村娘のアナベルが、鎮めの乙女の力に目覚め、三百年前の世に生きていた太陽王ソールを始めとする伝承の人々の生まれ変わりに関わっていくファンタジー。独特の世界観、しっかりめの物語、普通の女の子が当たり前に生きている感じ、がすごく出ていた、好みの恋愛ファンタジーでした。続き読みたいなあこれ。
りんごが特徴的によく出てくるんですが、話の中できゅうっとなったのは、アナベルが自分でパイを食べるところ。落ち込んだとき、すごく悲しいとき、ケーキをホールで食べる、というのは、現実でもファンタジーでも共通するような気がして、もうきゅんきゅんしました。こういう「女子!」な風景が、すごく好きだ……。
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Author:月子
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