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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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横柄巫女と宰相陛下 煌めく嘘 (ルルル文庫)
不穏な国際情勢のなか、幽閉中の王弟エリオが脱走!? ある事態を危惧してカノンはエリオの行方を国王自ら追うが……。一方、謹慎中のキルテは宮廷復帰をかけて、自領での華やかな宝石市を成功させようとしていた。リリィに連れられて宝石市に出かけたノトを、待ち受ける難問とは……!? 恋を封印しながらも、微妙な想いが心に残るノトとカノン。聖剣の巫女と国王の許されない恋心が揺れる、王宮ロマンミステリー!(裏表紙より)

人物紹介に綺麗なお姉様がいるぞ! でもこれはもしかして……と思ったら案の定でした。くると思ったんだよなあ、話だけだったけど気が強そうだったし。カノンに向けて「棺に片足を突っ込んだような人生になったと思うわ」といってのけたのはすごい。カノンは冷静だけど無感情というわけではないので、呆然としたのはおかしかった。
エリオの活躍がすごかった! 徐々に改心してるなあ。でもきっと、馬鹿はなおらないと思うんだ……と心配。
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横柄巫女と宰相陛下 ある少女の思い出 (ルルル文庫)
国王としてきちんと婚約者を決めたカノン、聖剣の巫女として夏至祭をりっぱにこなしたノト。密やかに想い合いながらも、二人はそれぞれの道を歩き出した。ノトは、カノンと離れて夏の休暇を先代巫女ローザの一族と過ごしていた。そんな中、近くの湖で思わぬ事件が起きる。カノンもある経緯から事件を探ることに。真相を探るうち、ノトは様々な形の愛を知る。そしてカノンへの愛を模索していくうち……。(裏表紙より)

下司祭が終わり、休暇として、避暑地に行くことになったノトたち。カノンとノーラたちは別行動のはずが、思いがけず合流することに。
顔を合わせるとノトが苦しくなるのが分かるので、もうなるべく二人でいないで! と思うほど恋愛的につらい状況です。最初の頃はよかったよなー……ノトの不器用さをカノンだけが理解して、オディルやリリィ、キルテやスライにそれぞれが支えられて……。今は、お互いを大事に思う気持ちが、禍根を遺すんじゃないかとノトが怖がっているので、だから最後のノトの宣言は、悲しいけれど強いなあと思うものでした。
というか、すんごいおおざっぱな予測でノトには伝説関係の障害がとか言いましたが、本当にそういう方向に進むんですね!? 複雑化してきてるので名前と所属を整理するのが大変だよ!
横柄巫女と宰相陛下 肖像のない王女 (ルルル文庫)
王と王巫女ゆえに、愛し合うことは許されないカノンとノト。だが王宮には各国から縁談が舞い込み、カノンは妃選びを迫られる。国王として本心を抑える決心を固めるカノンだが……。そんな中、ある情報が入ってきた。アリオト王国の王女暗殺が、シリウス国内で企てられているという。それは戦にも発展しかねないこと。国の危機にカノンは……!? 様々な思惑が、ノトとカノンに降りかかる。恋と陰謀に揺れる王宮ロマン!(裏表紙より)

冒頭の約束から「キミらそれアカンやつや!」と叫ぶ。どう考えても叶わない約束です本当にありがとうございました。
どんどん登場人物が増え、七聖にまつわる事情が明かされつつあるので、終わりに向かってるんだなあと思う。やっぱり婚約するかー……とまじ凹みしてしまった。障害がないとロマンスじゃないけど、二人とも辛いなあ。実はイラストをぱらっと先にめくってしまったのでぎゃーと思ったんですが、ちゃんと物語を追うと切なくて切なくて。
横柄巫女と宰相陛下 楽園の塔 (ルルル文庫)
ノトたち聖獣殿の皆は、縁結びで有名なキーカ神殿に行くことに。恋人を!と張り切るリリィを横目に、カノンへの恋に悩むノトは、彼と離れることにほっとする一方寂しくもあった。その頃、カノンに「藍の民」という一族の王宮女官が消えたという情報が入る。またノトからは、キーカ地方で毎年「藍の民」の娘が消えているという手紙が来て。奇妙な符号の一致にノトを案じたカノンはキーカに赴くが……!?(裏表紙より)

女官長代行だったオディルの赴任先が決まり、別れることになったノト。けれど赴任先からオディルの手紙がまったく来ず、不安に思っているところで、オディルの特徴でもある藍色の髪を持つ、藍の民の娘が消えているという話を聞く。カノンと合流し、十年前に悲劇があった街キーカを調査することに……。
物語は、かなり重く悲しい。政治にまつわる悲劇があったり、人があっさり死んだりするので、ちょっとこのシリーズ気が抜けない。
さて、ノトとカノンですが、冷静な男の人が、内心すごい葛藤してるのはときめきます! 思いきっていってほしい! と思う自分と、だめー! と叫ぶ自分がいて、楽しい……。カノンはいつぷっつんするかなー楽しみー。
カノンとノトがお互いに思い悩む一方で、キルテとレノウ、ローロとスライの話が挟まるのでちょっとほっとしました。キルテたちはともかく、スライはこれからどうするつもりなんだろうか!
横柄巫女と宰相陛下 届かぬ君へ (ルルル文庫)
シリウスでは新年を迎えるため1か月続く大祭祀が始まり、六卿それぞれは夜会を開くことに。そしてキルテ主催の夜会に、衝撃的な急報が届く。それはキルテの人生に大きく関わり、ノトやカノンも巻き込む事件へとつながり…! 一方王宮の外では“首裂き”という通り魔が人々を怯えさせていた。華やかな夜会の陰で様々な思惑がうごめく! キルテの秘めた想いの行方は!?そしてキルテの幸せを願って奔走するノトに、カノンの心は揺れる。(裏表紙より)

跡継ぎの男として生きることを決めているキルテの政略結婚と恋の話と、ノト自覚するの巻。恋心自覚おめでとう! おめでとうって言えない雰囲気だけどおめでとう。どんな状況でも、ひとりだったノトに特別な人ができたというのは喜ばしい。
カノンがものすごい押せ押せになってきており、優しいけれど葛藤しているというのにときめきすぎて胸が苦しい。冷静な表情の下で触りたいって思ってたり、何でもない風でさらっと「かわいい」とか褒めてるカノンがにくたらしい!
事件の結末はじわりと後味が悪いですが、シリウス王国もまた揺れてくるのかな。
キトキトの魚 (文春文庫)
元気にけなげにピチピチと、そんな“キトキトの魚”みたいになりたい——。自意識過剰な一人っ子時代の赤面メモリー、痛恨のフライデー事件の顛末など「事件を呼ぶ女」ムロイが体験したアヤシイ出来事の数々。面白すぎるエピソード満載のベストセラー、ついに文庫化! あなたも読後は“キトキト”になることうけあいです。(裏表紙より)

もうすでにお仕事をされている内容あり。でもやっぱりご自身も周囲も個性的すぎないか! というエッセイでした。「可愛いあの子は誰のもの」が、なんだか短編小説みたいな内容で、くすっと笑いました。それから、子ども時代の話がいいなあ。友達と、今思うと何やってるんだろうってことで遊んだり、喧嘩したり。
横柄巫女と宰相陛下 金色の悲喜劇 (ルルル文庫)
カノンとノトは、新王と新王巫女として儀式に望むため、リリィ一族の領地にある神殿へと旅立った。領地の舞踊祭で舞姫となるリリィも連れて。町中が沸き立つ舞踊祭の当日、ノトとリリィが忽然と消えた! リリィ一族のお家騒動に巻き込まれたのか、それとも……!? カノンは冷静になろうとするものの、ノトを思うと今までにない気持ちを感じてしまい……!? 二人の絆が深まる華やかロマンファンタジー! リリィも犬も事件解決に大活躍!(裏表紙より)

人物紹介を見ながら、リリィは毎回ポーズが違うし枠外に出てるし……とおかしい。
というわけで、今回は新王と巫女の儀式のついでに、リリィの一族の領地に行くの巻。浅はかな人たちばっかりで大丈夫か! というリリィたちランダルセ一族ですが、親類縁者がああいうことばっかりになって、リリィは大丈夫なのかなあ。まあ、太くたくましく生きていくんでしょうが、リリィ自身の挽回の機会を見たいものです。
そして! 自覚したー!! カノンが、自覚したー!!! 最後がああってことは、二人で夜を明かした時にはすでになんとなく分かっててくっついたんだろうか! って思うと萌える! くっついて眠るのって萌えるわー……はー……カノンはもっともっとノトを押してほしい。
金曜日はピアノ
電車に揺られている私の膝の上には、楽譜が入ったキャンバストート。懐かしい旋律を奏でる彼の指が、私にたくさんのことを教えてくれる。雨の日に出逢った先生のもとへ通うのは、週に一度の金曜日。哀しく甘い、二人だけのレッスン。(帯より)

傷ついた女子大生、苑子は、誰も自分を知らないところへ行きたいとふらりと途中下車した駅の街で、懐かしい曲を奏でるピアノの音を聞く。誘われるように近付いたその家で、弾き手であった聡と出会い、不思議なことにピアノのレッスンを約束する。
雨の気配と、寂しさ、ほの暗さ。恋というよりも愛に近い、どろついた感情。雰囲気に満ちていて、すごくいい恋愛小説でした。こういう一人称、すごくいいなあ。読みやすいし、すごく綺麗。
アルファポリスさんのエタニティはライトですが、エタニティじゃない発行物は雰囲気あってセンスいいなあ。
横柄巫女と宰相陛下 王宮は秘密だらけ! (ルルル文庫)
晩夏のシリウス王宮に、大国サディルの王子が突然やってきた。カノンの妹に求婚しにきたというが、カノンはその意図を計りかねていた。そんな王子を歓迎する宴の最中、恐ろしい事件が起こる。そして容疑が思わぬ人物達にかかり……!? 騒然とする王宮でカノンは冷静に事件に対処し、ノトは王巫女としてカノンを助け、シリウスの窮地を救うため二人は共に奔走することに! 事件に隠された秘密とは? 恋に揺れる王宮ロマン!(裏表紙より)

徐々に登場人物が多くなってきました、という三巻目。人があっさり死んだのでええーっ!? ってなった。外交やら宗教やらが絡んでいるけど、ライトな話じゃなかったのか!? でもそれはそれで面白いです。
政略結婚の弊害、別の国から嫁いできた王太后(カノンの実母)の存在というのは、だいたいアレな感じですが、この方もたいがいアレでしたね……。まだヒロインであるノトに直接手を下さないだけましだったかなー。
どうやらカノン側の障害としては国政、ノト側の障害としてはシリウスやポウレアといった神話が絡んだ事情のようなので、二人がどうやって乗り越えていくか楽しみです。
横柄巫女と宰相陛下 ノト、王宮へ行く! (ルルル文庫)
聖地の地下神殿での試練を乗り越え、宰相だったカノンは王に、巫女〈見習〉だったノトは王巫女となった。シリウス王国に戻った二人は華やかな儀式や舞踏会で迎えられるが、カノンが王となったことに不満を持つ大貴族もいて……。一方ノトは立派な王巫女になろうと頑張るが、相変わらずの不器用ぶりから横柄だと誤解されいじめられてしまう。そんな中、王を狙う陰謀にノトが巻き込まれ……!! カノン、ノトを守れるか!?(裏表紙より)

シリウス王国の王宮に入り、〈聖剣の巫女〉としてカノンの側に立つことになったノト。けれどやっぱり言葉が足りず、周囲から横柄巫女と呼ばれることに。
理解してくれるカノンやその周りの人はたいへんいい人でほっとします。少しずつ理解を示してくれるようになった神殿女官たちや、特にリリィ様がいい味だしてきてますね! これからもどんどん状況を引っ掻き回して、彼女自身も成長してほしいです。
先代、先々代の巫女たちの「王を愛した巫女」の結末にどきりとする。そうか、聖職者だから王と結ばれるわけにはいかないんだな……。ノトとカノンはどういう選択をするんだろう。
そしてこの巻、いい終わり方だったなあ! 感動してぞくっとした。
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Author:月子
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