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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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伯爵様はエロスなロマンス小説家: たくみな指先は純情姫を喘がせて (ティアラ文庫)
伯爵にして売れっ子ロマンス小説家のファジルに買われたリリム。冷徹で強引な伯爵の官能的な指先は超一流! ベッドではもちろん、緊縛されて施される巧みな愛撫。長い指が自分でも知らなかった快感の泉を繊細に撫で、新たな愉悦に目覚めさせられる。彼は玩具として弄んでいる? それとも私に本当の恋を? 激しい執着愛に戸惑うなか知った伯爵の初恋の人——それが私だったの!?(裏表紙より)

狙いまくったタイトルが崩れ落ちそうになるほど面白いです(褒めてます)が、内容紹介を読んでえっと思いました。そういう話では……なかったような……。
公爵令嬢リリムは、伯爵と彼に愛される乙女の性愛小説とその作家ジュリエット・ラバーに夢中。けれど、ある日父親が言うには、遠縁のラングール伯爵のところでメイドをやれという。援助の代わりにリリムを求めているというのだ。かくして執事長見習いのエルダーと向かった先は、気難しい伯爵の壮麗な城。けれど、時間外だからと別門に通され、水をかけられ、冷たい目をした美しいメイドに追い出されようとする始末。そこへ現れた伯爵は、美しいながらも厳しくリリムを虐げるようなことばかりを口にする若者だった。
愛され系ヒロインというより、いたぶられるためにいるような可愛い女の子。何も知らなさすぎるところで泥水啜らされるような話が読みたい! と思ったんですがこれはそういうレーベルではないことをすっかり忘れていました。なので、ヒーローにサディスティックに責められ、言葉責めされ、果てはセックスメイドと呼ばれる始末。それはそれで美味しいんですが、もうちょっと反抗してくれてもよかったのよ! 屈辱、と感じて奮い立たそうとする心を折るのが楽しいと思うんですが、これはそういう(以下略)
ヒーローの言動が、ツンデレではなく、歪みきった人という感じです。ヒロインだけに甘く、他の人は厳しすぎるほど厳しいので、ちょっと後味が悪いです。これで裏では実は、みたいなことがあったら、ファジルのことが好きだったんだけどなあ。
しかし、エロかったです。言葉責めたのしい。女の子がかわいいっていいよなー。
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喪の女王〈5〉―流血女神伝 (コバルト文庫)
ユリ・スカナの新女王となったネフィシカに幽閉されたカリエ。さらに女王はカリエの娘セーディラとエドを手に入れようとサルベーンを追手として遣わしていた。それを知ったカリエは、なんとか宮殿を脱出しようと女王の妹であるグラーシカに取引を持ちかける。その頃、グラーシカが不在のルトヴィア帝国では、皇帝ドーンの新たな施策に不満がつのり、激動の時代が訪れようとしていた——。(カバー折り返しより)

最後の運命に向けて、刻々と迫り来るそれぞれの選択。今回はカリエは渦中から除かれて、他の人々に決断を迫るようなものが多かったかなと思います。特に、ルトヴィア側、ドーン兄上とグラーシカにも最後の時がやってきそう。……これ、どっちか死ぬのかなあ。ドーンは終わりを見据えて覚悟を持っているようですが、グラーシカはそれと認識しながら悩んでいるような感じなので、二人とも無事だといい……。でも、グラーシカは「本当は優しいのに」と評価されているから、やっぱり最後は誰かのために命をあげてしまうのだろうか。想像できてしまっていやだー!
そして、サルベーンはこれでおしまいなの……? そんなわけないよね!? ラクリゼー! 早くー!
喪の女王〈4〉―流血女神伝 (コバルト文庫)
バルアンから逃れるために修道女となり、首都ガンダルクを訪れていたカリエは、深夜、理由も告げられず呼び出される。ミゼーマ宮の図書館で待っていたのは、ユリ・スカナの偉大なる女王バンディーカだった。バルアンに引き渡されるのでは、と警戒するカリエに女王は自分の過去を語りだす。にじみ出る知性と強い意志に圧倒されるカリエだったが、やがてある違和感を覚えはじめていた——。(カバー折り返しより)

バンディーカの過去と、罪と。やっぱりかーというある人の素性でした。そして、偉大なる女王の死によって、女王の影がそれぞれの心に宿り、ネフィシカは野望に燃え、グラーシカは迷い、イーダルは密かに傷ついている……という印象でした。揺れるぞー揺れるぞーという初期微動のオンパレードで、次巻が楽しみです。
ユリ・スカナを覆い、人の心に付け入る魔が満ちているのはなんだろう。カリエはなんだか擬似的に恋してるし、イーダルはちょっと変だし。これもザカールの力なのか。
天使たちの課外活動 (C・NOVELSファンタジア)
リィとシェラは進級して、中等部の二年生になった。二人とも去年に比べて背も伸びたしリィは髪も少し長くなったし、ちょっぴり大人びたのである。
「十四歳になったら課外活動を始められるんだよ。いい機会だから何か一緒にできないかなと思って」とルウが言い出した。
それはいい考えだとリィもシェラも思ったものの、二人は戸惑った顔を見合わせた。
——何をやればいいのかわからなかったからだ。
どうやったってその存在だけで目立つのに、「一般市民」を目指して果敢に努力する(すでにこの時点でかなり間違っているのでは)金銀黒天使が始めることとは? 新シーズン開幕!(裏表紙より)

クラッシュ・ブレイズの続き。進級したリィたちが、新しく始めること。課外活動。というシリーズですが、新キャラ登場で、どうやら彼絡みの事件が起こりそうな気配。ちなみに怪獣夫婦はこの巻では不在。
宇宙連邦の存在する、近未来世界だということを思い出す謎解きでした。一部チートはあるものの、機械やら人工知能やらはリィたちは門外漢だからか、ばっさばっさ切って捨てる! 暴れる! というのはなく、人のことをよく見たり話を聞いたり、と比較的落ち着いた巻でした。それでも、ライジャ危機から救出はたぎった! 理解できねー! ばかじゃねーのという悪い相手を、ぎゃふんと言わせるのがやっぱり楽しい。
流血女神伝 喪の女王  3 (コバルト文庫)
森の中で逃亡生活を続けるカリエ。途中で同行することになった伯爵と息子フィンルの存在は、厳しい旅をなごませてくれていた。だが、それも束の間、フィンルを追ってミゼーマ宮の兵士が現れた。なんでもフィンルは王太子ネフィシカの実の息子であったという。驚くカリエだったが、その兵士らを娘のセーディラが恐るべき力を放って撃退するのを目の当たりにして、さらなる衝撃を受け——。(カバー折り返しより)

ユリ・スカナの女王バンディーカの過去と、カリエを中心にした渦が刻々と姿を現し始めた最終章三巻目。バンディーカの過去編をやってくれるとは思わなかったのでびっくり。そして面白い。女王で名君で、けれどそこには軽蔑とかどうしても覆せない、手に入らないものが存在したりとかさー! たぎるよなー!
そしてカリエは、今度は修道女。ここでも、受け入れられたり愛されたりするんじゃなくて、どうしても憎しみを向ける存在がいるとか。もえるよなー。
本格的に王宮が関わってくるようなので、次。
古書店アゼリアの死体 (光文社文庫)
 勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ……。不幸のどん底にいた相沢真琴は、葉崎市の海岸で溺死体に出合ってしまう。運良く古書店アゼリアの店番にありついた真琴だが、そこにも新たな死体が! 事件の陰には、葉崎市の名門・前田家にまつわる秘密があった……。
 笑いと驚きいっぱいのコージー・ミステリの大傑作!

コージー・ミステリーという文字を私は最近よく目にするんですが、改めて調べてみると、密なコミュニティの中で起こる、暴力的表現がなるべく排除された推理もの、現代では恋愛要素も含む、ということなのか。勉強になった。
というわけで、葉崎市を舞台に、地元の名家と古書店を舞台にした作品。登場人物が多いんですが、結構それぞれの行動や立場がはっきりしていて読みやすく、でも最後はシリーズ物のせいかちょっと散らかったままになったような……という印象でした。でも面白かった! お金と、人の悪意と、思いやりと。あとちょっとぞわっとする部分もあって、推理もので描かれる悪意が好きな身としてはぞくぞくしました。
ロマンス小説を知っているなら面白いところがあると思います。この古書店アゼリア、ロマンス小説専門の古書店。ノーラ・ロバーツとかリンダ・ハワードとか全然詳しくない私でも分かる名前が出てきて、面白かった。これを参考に海外ロマンス小説を読んでみてもいいかもなあと思った。
CEOのプロポーズ (ティアラ文庫)
有紗がメイドとして仕える大企業CEO、優しくて美形で密かに恋心を抱いてる誠人。二人きりになった夜、甘く口づけられ、あやまちを……。初めてを捧げて幸せに浸る有紗。けれど言い放たれる「これはただの遊びなんだ」やっぱり身体だけの関係? 恋を砕かれショックを受ける有紗。でも彼には本気の恋が出来ない心の傷があると知る。癒してあげられるのは「有紗だけ」いうことも!!(裏表紙より)

亡くなった父親から「恩返しをしてくれ」と言われて、お屋敷に押し掛けた有紗。奥様(誠人の祖母)に気に入られ、お屋敷のメイドとして働くことに。それも、何故かミニスカートのメイド服で。童顔でお化粧をしてやっと年相応に見える有紗を、誠人は恋の相手とは見ず。しかしとある出来事で意識するように。
ヒーローが冷たいというか心の傷のせいで少々わがままであり、ヒロインはヒロインでどじっこ体質の多少ほわほわ系なので、じれったいというか、すれ違いではなくずれているところがちょっとイーッとなりました。ヒロインはもうちょっと強く出てもいいのよ!
と思ったのですが、これだけじゃヒロインは弱いよなあと思ったところでその事情だったので、おーっと思いました。でもやっぱり、もうちょっと強く出てもいいのよ!
流血女神伝 喪の女王 2 (コバルト文庫)
カリエが産んだのは、女の子だった。ザカールの宿命に従えば、男児であったはず。これは新たな女神の思惑なのか? 戸惑いながらもカリエは我が子を守るため、再び逃亡生活に入る。一方、首都ガンダルクでは、女王バンディーカがその座を長女ネフィシカに渡そうとしていた。婚儀には妹グラーシカもルトヴィアより帰国し、国中が歓喜に沸き返る中、思いがけない謀略が着々と進行していた——。(カバー折り返しより)

まだまだ序盤ですが、回る渦の外側から取り込まれつつあるカリエ。運命が彼女を目指してやってくるというひたひた感を感じる巻でした。
カリエたちが逃亡生活を送っているところが、らしくて好き。というか、やっぱりおむつの下りとかリアルで! 大変だよなあ、洗濯物は特に……。
ユリ・スカナ王家の事情が回りだして恐い。これ、絶対大波が来るよね……血族の血で血を洗う争いになるんじゃないか。グラーシカが揺れているので頼むから裏切ったり自責の念でどうにかなったりしないでくれー! と叫ぶ。
流血女神伝 喪の女王 (1) (コバルト文庫)
大祭のザカールを襲った大地震により、囚われの身からからくも逃れたカリエは、その身を挺して助けてくれたエディアルドとともに新しい旅を始めていた。胎内には、千人目のクナムとなるであろうリウジールの子を宿し、癒しきれぬ心の傷を負って……。しかし二人の逃避行を容認できない王バルアンは、執拗なまでにその行方をさぐろうとしていく。
流血女神伝シリーズ・最終章スタート!!(カバー折り返しより)

ザカールを逃れたカリエは、ユリ・スカナのイーダル王子の屋敷に身を寄せることになる。ザカールが女神の加護を失ったため、ザカールの民をエティカヤは飲み込もうとし、ユリ・スカナでは身体の弱った女王と王太子の確執が感じられ、カリエはそれらにまた巻き込まれようとする、という序章の巻です。
出産のあっさりさがリアルだよ! えてしてそういうこともあるよね経験ないけど! と思いました。なんだろう、すべてのことが女神や運命の導きによって、仰々しく語られるのも物語なんだけれど、あくまで地に足をつけている普通の人(精神的にはありえないほど強い)カリエのそういう日常の延長上にある物語が、やっぱりとっても面白い。
花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫)
戦争で街を焼かれ、家も学校もみんな失ったぼく。東京の中学校に転校する当日、ぼくを迎えに来たのは、桜色に輝く不思議な飛行兵器とそのパイロットの少女、桜子だった。「乗れ、おまえの翼だ」——桜とリンクした戦闘機の適合者として選ばれたぼくは、桜子とともにその超兵器《桜花》のパイロットとなり、色気過多の先輩や凶暴な空母艦長に囲まれ、新しい仲間と災難続きの訓練、そして激化する戦争に否応なく巻き込まれていく。時を止め、永縁に舞い散る桜とともに、戦空を生きる少年少女の、美しくもせつない物語。(裏表紙より)

気付いた時には人と深く交流を持つことができなくなっていたぼく、仁川裕樹。国を分断した戦争(動乱と呼ばれている)によって両親を失い、戦線の移動とともに施設を転々としていた。次の行き先は九段下中学校。迎えが来るというその日、迎えにきたのは花弁のような機体の飛行兵器。そのパイロット、桜子。主要な登場人物が主人公を除いて女子ばっかりなので、ハーレム要素が感じ取れるのですが、それにしても悲しくて美しい物語でした……。
桜の木との適合者のみが、飛行兵器《桜花》のパイロットになることができる。今のところ全員が揃っていないので続きが読みたいと思うのですが、それにしても少年少女の眩さと切なさが胸にきて……。国やら大人の事情で振り回され、戦うことについて自問しながらも、大事なものと手を取り合っていこうとする彼らが本当に……眩くて……。
ヒロイン周りの設定も好きです。少女がそんな重苦しいものを背負って、強くあるのはとてもよいです。いい少年少女の物語でした。
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Author:月子
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