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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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自室と宇宙船の倉庫が繋がったことで、地球外の生物であるロップルやチャミーと交流することになったのび太とドラえもん。彼らの星であるコーヤコーヤにジャイアンやスネ夫、しずかちゃんとともに訪れたある日、コーヤコーヤで算出される鉱石を狙うガルタイト鉱業の襲撃を受けてしまう。ロップルたちの生活を守るべくのび太たちは奮闘するが……。

映画二作目を見て一番印象的だったこと。しずかちゃんの顔がだいぶ可愛くなっていること。
古い作品なので細々したところが「えっそれでいいの……?」と思う。そう思うといまのアニメって「アニメだから」「子どもの見るものだから」という考えでなく、道徳や情操教育のために配慮して作ってある部分が多いんだなあ。
それでも変わらない価値観は「友達のために」と一生懸命になれることが尊いということかな。それだけはいつも「ドラえもん」において不変なような気がする。
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派手な化粧と短くした制服のスカート姿、いわゆるギャルの女子高生さやか。野球に打ち込む弟ばかりを優先する父親の権威が強い家庭に生まれ育ったさやかは、母親の勧めで塾講師の坪田の元へ通うことになる。自分の可能性を信じてくれる坪田に励まされ、目標を慶應に定めた、学年ビリのギャルの大学受験物語。

男尊女卑的な考えを持つ父親が、弟ばかりを重んじるせいでひねくれて育ったさやか。同じ思いをしながら諦めている妹や、娘をより大事にしようとする母親に支えられ、塾通いを始めて、恩師となる坪田と出会う。
こういう大人のそそのかすような言動って好きじゃないんですが、それ以上に父親や学校の担任の言動がひどい。「クズ」って本当に子どもに言う大人がそんなにいるの?
それでも、やる気になった娘をとことん応援しようと家のこともやって働く母親や、遊びながらも真剣に勉強するさやかを尊重してくれた友人たち、一緒に勉強していた塾の仲間たちなんかが、さやかに「頑張れ」って無言の、ちょっとした言葉や態度で応援してくれているのが伝わってくるのがかなり泣けました。こういうのって単純に応援の言葉をもらうよりも励みになる。プレッシャーにもなるから心配していたけれど、頑張り通したさやかは本当にすごかった。
父親や弟との距離はなかなか縮まらないだろうけれど、大人になっていくにつれて付き合い方がわかるようになるから、きっと大丈夫だろう。
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わたしが読み、貴方が唱え、帝都で花咲く“幸せの魔法”
 明治24年、魔法が社会に浸透し始めた帝都東京に敵国の女スパイ蓮花が、海を越えて上陸する。目的は、伝説の「アサナトの魔導書」の奪還。
 魔導書が隠されていると言われる豪商・鷹無家に潜入し、一人息子の宗一郎に接近する。だが蓮花の魔導書を読み解く能力を見込んだ宗一郎から、人々の生活を豊かにする為の魔法道具開発に、力を貸してほしいと頼まれてしまい……。
 全く異なる世界を生きてきた二人が、手を取り合い運命を切り拓いていく、和風魔法ロマンス、ここに開幕!!(裏表紙より)

世界に魔法があり、呪文を読み解き提示する解読者と、それを称えて魔法を発動させる詠唱者という二種類の能力者がいる。魔法とは二人一組み、解読者に発動させる魔法の選択を託すという信頼関係がなければ発動できない。
そんな、明治の世界に魔法があったら、を描いた和風魔法もの。
もしもの明治や社会情勢を描いているところがとても面白く、時代を思えば最初はヒーローっぽくない宗一郎の優しさと芯の強さがとても稀有で魅力的に感じられてよかったなあ。
その分、本当に女スパイなの……? という蓮花の言動の数々に大変違和感があり……。椿になり切るつもりなのか当人のままで椿を名乗るのかとか、物語が始まった時点で仕事に対する姿勢や忠実性がまったく見えないせいで、全然スパイらしくなくてハラハラできなかったのが残念。
国内のお家事情やこれから移り変わるであろう時代に彼女たちが本当の意味で平和を、幸せを手に入れることができるのか、とても気になりました。叶うならば幸せな世界でありますよう。
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実際にあった匿名掲示板の書き込み「きさらぎ駅」を元にした作品。民俗学を専攻する大学生の春奈は「きさらぎ駅」について投稿したと思われる女性を訪ね、実際に何があったのか聞き取りを行った。異界に渡る方法に当たりをつけた春奈は、それを使って本当に「きさらぎ駅」にたどり着いてしまうが……。

有名なネットミーム「きさらぎ駅」をもとにした作品。
きさらぎ駅に行ったことのある「はるみ」なる人物を探し当てて聞き取りを行った春奈は同じ方法できさらぎ駅に至る。どうやらそこは話に聞いたときと変わらないままらしく、同じ人々と展開が待ち受けていた。
知っているから撃退する、という後半の気持ちよさがなかなかよかったので、最後に帰還できるのは春奈か明日香かという選択で、春奈が自分を選んだときはまじかよと思いましたし、その後の展開にもまじかよ……と思いました。明日香が母親に言われているという行いをすれば助かったわけですよね。うわあ……。
地味な印象ながら、怖いシーンにはCGを使うなどして演出してあるのがリアリティがあってよかったな。あんまりCGばっかり使われたホラーって嘘っぽさが強調されるので……。
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エリート街道を突き進んでいた会社員の桂木は、両親を事故で失い、仕事や婚約者も失って死を選ぶことにした。だが突然現れた謎の男に制止され、命を預けることになったが、それは恐ろしい監禁と調教の日々の始まりだった。

えらいもん見ちまったぜ……というところから始まるBL映画。思いっきり致しているシーンがあるので十八歳未満は見ないように。
生きることを実感させてやる、と監禁された上で快感を与えられる桂木。ある悲劇から死を選ぼうとする桂木を強引すぎる手段で救おうとした余田。同性愛ものってどうしてこうもめちゃくちゃ複雑で、生きるか死ぬかの話になって、痛みしかない始まり方をするんだ……とやるせない気持ちになる真相ながら、結末は互いの心の結びつきが強く感じられる結末でしんみりしました。
「ラブ、ウェディング、リピート」
妹の結婚式に参列する兄ジャックは、そこでかつて恋をしていながら告白の機会を逸したことがあるディナと再会する。果たして今度こそ恋は成就するのか? この世界はたった一つのきっかけで異なる結末にたどり着くのだ。

たとえば席順が一つ違うだけで、それぞれの未来は変わってしまうのだ、という話。
全体が二分割されていて、一回目は不幸な結末、巻き戻ってからはそれぞれがそれなりの結末を迎えるところを見ることができる。
同じように巻き戻ってやり直す作品は色々ありますが、これはなんだか全体的に人間くさい笑 人間のだめなところがクローズアップされている印象です。まあ結婚式ってクセつよな人間が集まる場所だもんなあ。
「劇場版美少女戦士セーラームーンCosmos」前編
ネヘレニアとの戦いが終わり、平和を取り戻したセーラー戦士たち。その日うさぎは一時留学する衛を見送るため空港にやってきていた。別れ際に衛はうさぎの薬指に指輪を贈るが、直後何者かによって衛が消滅する。記憶を改竄し、これまでと変わらない日常を送るうさぎだが、絶賛売り出し中のアイドルグループ・スリーライツとの出会いが新たな戦いの始まりとなった。

「劇場版美少女戦士セーラームーンCosmos」後編
仲間たちのスターシードが奪われて絶望に打ちひしがれる中、キンモク星の皇女火球とセーラースターライツの助けを受けてなんとか立ち上がるセーラームーン。セーラーギャラクシアが待ち構えるシャドウ・ギャラクティカに向かう一行だが……銀河の行く末を決める戦いの行き着く先とは?

公開中なので続きから。



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ある日のび太たちはスネ夫にティラノサウルスの爪の化石を見せてもらうが、自分だけ仲間外れにされたのび太は悔しがり、偶然見つけた恐竜の卵をドラえもんの力を借りずに孵化させる。生まれた恐竜の子どもをピー助と名付けて可愛がるが、これ以上隠して育てることはできないと判断し、白亜紀へ返すことになった。そのことをジャイアンたちに信じてもらえないのび太はドラえもんの力を借りてピー助を見せようとするが、元の時代に戻ったはずが故郷ではない場所に送ってしまったと気付き、みんなで助けに向かうことにする。

映画ドラえもんはものすごく限られた作品しか見たことがないので、最初から見てみようという試み。
キャラクターデザインが初期も初期でびっくり。具体的にはしずかちゃんが可愛くない笑 そして普通に裸でシャワーシーンがあるという、ある意味原作に準拠しているであろう描写があります。
最初にのび太が、ジャイアンたちを見返したいからとドラえもんを頼るところ、ドラえもんが普通に拒否したのが意外だった。そういえば結構、頼ってばっかりじゃなくて自分でなんとかしなって言うんだったけ……? その後しっかりやり遂げたのび太を褒めるドラちゃんまじ保護者。
子どもの頃は別の作品を見て、ドラえもんながら複雑な話だなあと思ったけれどいまこの作品を見るとそうでもなかった。これから作り込まれていくようになるのかな。他作品も見てみよう。
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王都エクバターナを巡る最後の決戦の火蓋が切られた。パルス軍十万に対して、王都東方で迎え撃つルシタニア軍は二十万。しかし、勢いの違いは明らかだった。侵略者は撃退され、王都城門が開かれる。だがそれは、アンドラゴラス王とヒルメス王子との雌雄を決する対決の始まりでもあった——。ついにアルスラーン出生の秘密が明かされる、感動の第一部完結編。(裏表紙より)

おー……お? ん? ぅええええ!? ああ……ふぅ……と感情を揺らされる第一部完結巻でした。
長らく謎だった(アニメから入った勢だったので)アルスラーンの出生の秘密、ヒルメスとアンドラゴラスの因縁の決着ときて、ルシタニアとの戦いの最後がこれかー! と唸らされました。
いやあアンドラゴラスがまさか……ねえ……。ナルサスの台詞にしみじみしました。こういうのが歴史の面白さではあるんですが、これ、アルスラーンたちにも後々適用されない? されるよね? 物語の結末がすでに怖い。
ともかく、アルスラーンの王太子としての戦いは終わり、ここから王として、運命づけられた蛇王なるものとの戦いが待っているわけですよね。よりファンタジーらしい話になるのかどうなるのか、楽しみに読んでいこうと思います。
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未来の女王レティーツィアの侍女候補・アイリーチェには、年上の恋人がいる。だけど彼には、一桁の年齢の少女しか愛せない特殊な嗜好があった……!? 偶然の出逢いが四度重なれば、運命となる。アイリーチェと伯爵子息ウィラードの恋物語を綴った外伝が登場!さらにアノ騎士が主役になる短編のほか、レティがデュークを騎士に見初める(!?)までの物語などシリーズ初、【恋】がテーマの短編集!(裏表紙より)

レティの侍女候補アイリーチェと幼女趣味のウィラードの運命の出会いの話と、アストリッドがどこまでもレティが好きな話、素直じゃないノーザルツ公の話、レティとデュークの密かな出会いの話を収録。
リーチェとウィラードの恋の話、本編とはほとんど関係のないものという頭で読んでいたんですが、可愛らしいロマンスで楽しかった。口の上手いウィラードにアイリーチェが冷静に(表面上は?)、ちゃんと考えて手紙を返したりしているところ、お互いに理想の相手に巡り会えたんだろうなあと思ってにこにこしちゃった。
アストリッドのワルツの話も楽しかったし、ノーザルツ公がレティが好きなのに素直になれなくて面倒くさくて可愛かったし、レティとデュークは進展する……かも……? な感じだしで、楽しい中短編集でした。
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Author:月子
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