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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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うつろ舟―渋澤龍彦コレクション   河出文庫
私が読んだのは福武文庫版だったけれど、在庫がないようなので河出文庫版を張っておきます。
「護法」「魚鱗記」「花妖記」「髑髏盃」「菊燈台」「髪切り」「うつろ舟」「ダイダロス」の八編。
「護法」の話は聞いたことがある。護法童子が男の願いを叶えて、女房の首をすげ替えるという話。これが一番妖譚として好きだったかな。
「魚鱗記」は魚を狂わせる様を楽しむという遊戯に興じていた頃の、ある一家で亡くなった女の子が幽霊として出たのを客人が見る話。少し子ども向けっぽかった。「菊燈台」は塩汲みの奴隷が長者の娘に気に入られて炎の中に、という話。安吾の「夜長姫と耳男」と似た匂いがした。そのせいか、かなり印象に残っている。底深いところにあるエロスというのか、そういうもの。
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どこかにいってしまったものたち
クラフト・エヴィング商會が現在までに失ってしまった商品である「どこかにいってしまったものたち」の記録を探り、紹介する一冊。

面白い。内容としては、幻想的な商品の紹介。「月光光線銃」とか、「硝子蝙蝠」とか、「瞬間永遠接着液」とか。こういうのの説明書を一つ一つ作って本に収めています。
クラフト・エヴィングとしてはこれが最初の本らしい。高い。160ページほどの本で2400円。カラーの写真とかが入っているからかな。でも、こういう本を一生作っていけたら幸せだなと思う。
本というより幻想写真集みたいなのなので、アイディアとかイメージの種になる本だと。
クジラの彼
ミリタリー恋愛もの。テンポが軽快でかなり面白かった!
「クジラの彼」で使った「クジラ」辺りの表現は結構あるものなんだろうか。見たことある。合コン→高物件の彼がある女の子の一言に惹かれるみたいな展開はありがちなのか? 合コン分からん。
「国防レンアイ」かっこよかった! 三池さんが檄飛ばしてその後「……ひどい!」と男性隊員たちが顔を覆うのが思い浮かんで噴いた。
「ファイターパイロットの君」は茜ちゃんが可愛かった……。そして高巳がいいパパで、ちょっとずれてる光稀がやっぱりかわいいのだった。
「国防レンアイ」、「クジラの彼」、「ファイターパイロットの君」と「脱柵エレジー」くらいがベスト3かな? 「ファイターパイロットの君」は、「空の中」を買ったので初読みしながら探しておきます。

アンケートからのおすすめでした。ありがとうございました!
上橋菜穂子「獣の奏者」I闘蛇編 II王獣編
クラフト・エヴィング商會「クラウド・コレクター」
森銑三「物いう小箱」
川上弘美「物語が、始まる」
畠中恵「しゃばけ読本」「つくもがみ貸します」
ステファニー・メイヤー「トワイライト」4・5・6
吉田音「夜に猫が身をひそめるところ」
恩田陸「『恐怖の報酬』日記」
三浦しをん「仏果を得ず」
有川浩「クジラの彼」

今月面白かった本。
クラフト・エヴィング商會「クラウド・コレクター」
架空の旅行記を調査するっていう内容と、不思議さに打ち抜かれました。

恩田陸「『恐怖の報酬』日記」
恩田さんかわいすぎた。そして楽しい。
仏果を得ず
twitterの方で文楽の話題を見たので読んでみたもの。すっごく面白かった!
文楽って実は見たことがない。けれどこんな舞台だったんだなあ。芸の世界ってすごい。
プリン好きの兄さんとか、すぐ扇子でぶったたく師匠とか、我関せずな兄弟子とか、軽い女に見えて実は料亭勤めとか、人物がみんな楽しい。兎一兄さんが堤/真/一/氏で再生されてしまうんだが兎一さんはそんな年頃なんだろうか。健は羽海野チカさんの絵で竹本君のイメージ。
恋のところはなんだか泥臭いなあと思ったんだけれど、感情と役をつかんでいくというあたりはいいなあと思った。
本物見に行きたいなと思ったりした。つい裏側を想像してしまいそうだ。
これ、続き出たらいいのにな!
「恐怖の報酬」日記―酩酊混乱紀行 (講談社文庫 お 83-6) (講談社文庫 お 83-6)
恩田さんちょうかわいいのだった。飛行機が本当に嫌いなんだなあ。
105ページからの話の創作についての話にすごく共感した。ここは丁寧にしておこうとかそんな勘が働いて、書いていく内に「あ、ここにつながるんだ」という感覚が起こる。「書いてみないと分からない」「なんとなく伏線を張っておいた」なんだよな、私も。一度書き終わってから直していくうちにここにつなげられるんじゃないかとやったりもする。
ロバートとかアルバートとか、爆笑した。
つくもがみ貸します

江戸時代もののミステリーと義姉弟の一方通行ラブ。ときどきふっと出てくる一方通行と、語り口調にときめける。
清次がかっこいい。スマート。なのにお紅のことになると恋する青年。お紅はしっかりしているように見えるけれど、もうちょっと早く気づけーと思った。つくもがみたちも一癖あって、清次とお紅との攻防が楽しい。
喋り方や書き方が、優しく語られているようで畠中作品はすごく好き。「〜だよ」「〜かい?」とか。
ラストの「ああ、良い日だよ」がじんわりくる。
嘆きの堕天使 (トワイライト 6)
アリスと再会したベラ。しかしアリスが告げたのは、ベラが自殺したと思ったエドワードが、死ににいくためにヴォルトゥーリ一族のもとへ向かったということ。止めるジェイコブを振り切ってベラはアリスとともにイタリアへ飛ぶ。

エドワードに再会するところは感動。
「だめよ!」あたしは絶叫した。「エドワード! あたしを見て!」
 エドワードには聞こえていない。かすかにほほえみ、太陽の光をまっすぐ浴びる方向へむかって片足をのばす。

エドワードが微笑んでいるというのが切ない。きっとエドワードは安らかな気持ちだった。こんなにひたむきな思いがもうもだえて仕方がない。
エドワードが戻ってきたところでようやく物語が落ち着いた感じ。ジェイコブはいい子なんだけどやっぱり違和感があるんだよな。
エドワードの甘い言葉が「トワイライト」の醍醐味だと思う。
「きみは永遠に、たゆむことなく、ぼくをつなぎとめる」

↑二人でいるとしょっちゅうこんな会話してる。くうううう。
夜に猫が身をひそめるところ Think―ミルリトン探偵局シリーズ〈1〉 (ちくま文庫)

16個のボタンや、プリズムの欠片やメモや、ブドウの種なんかから、シンクのお出かけ先にどんな人がいるのかを考えてみたりする話。日常が描かれている「ミルリトン探偵局」のパートも好きなんだけれど、「おみやげ」を絡めているそれぞれのお話がものすごく好きだ。「奏者」の「そこにテレビがあったのだ」がかわいくて仕方がない。
ロマンチストなら絶対好きだ。ひとつの不思議をとことん突き詰めて、どんなフィクションでも楽しめるという人におすすめします。
全て本物のようなフィクション。こういう本が作っていけたらきっと楽しそう。
狼の月 (トワイライト 5)
エドワードと別れたベラはジェイコブと共にいることで安らぎを感じるようになる。一方で巨大な熊の出現は頻発し、フォークスを騒がせていた。ベラは以前エドワードに連れてこられた草原を見つけ出すが、そこで吸血鬼ローランと再会、そして現れたのは巨大な狼で。

ジェイコブ本当にいいやつ。子供みたいに無邪気なのにちゃんとしっかりした男の子だ。でもエドワードのエロスにはかなわないな。
 その名前はあたしが築きあげ、閉じこめておいた壁を突き破った。

 エドワード、エドワード、エドワード。

 あたしは死ぬんだもの。もう彼のことを考えたってかまわない。

 エドワード、愛してる。

この辺りかなり切ない。

 でもね、そばにいてもらうにはこうするよりほかないの。

ベラが恋する女の子すぎる。盲目的すぎて怖いところもある。
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Author:月子
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