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最後の封印 エネアドの3つの枝 (コバルト文庫)
赤ん坊からおばあちゃんにいたるまで、美人でも不器量でも女性という存在そのものをとにかく無条件で愛する船乗りヒューリオン。そんな彼でも唯一苦手とする女性がいた。治療師シーリアだ。ある時、見知らぬ老婆に親切にした彼は、西の森の泉に行くことをすすめられる。そこで目にしたのは、カカシよりも無愛想なシーリアが、地面に両ひざをついて傷ついた獣のように泣いている姿だった!!(裏表紙より)

エネアド三部作の三巻目。
無愛想なシーリアと船乗りヒューリオンの話。ヒューの設定がいまいち書き切れていなくてもうちょっと! だったんだけれど、シーリアの設定が他二巻で上手く書かれているのでそれは十分だった。
やっぱり微妙に危うい濃い恋だった。一歩間違えばヒューの執着は病気っぽい。シーリアの恋愛下手さは、べたべたの展開だったけれどやっぱり良い! ちょっと大人向けな巻だったと思う。
終章の手紙は、昔シーリアがヒューに宛てたもので、多分ヒューの家族はその手紙の事を知っているんだろうと思う。母親が会いたいと言っているのは良い気持ちがあるからで、多分その手紙を知っているからではないかと。
外国の逸話なんかを樹川さんは詳しく知っていて、それがすごく上手くいかされている。楽魔女の時も思ったけれど、精霊と魔法をすごく不思議に、とても綺麗に書いている。すごく波長が合う。
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