読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ミシアは復讐するために王宮にやってきた。八年前、自分を子ブタ扱いした少年はアドルファ・オレン。屈辱をバネにミシアは美しく生まれ変わった。だがいま目の前に立つその彼も腹が立つほど綺麗なオトコに成長し、面差しには陰りをたたえる。「むかし、あなたに対してひどいことを言った」再開に際してアドルファはミシアに謝罪した。幼いころとはまるでちがう彼にミシアの心は波うった。(カバー折り返しより)
三部作の一巻。
見返して惚れさせてこっぴどく振ってやる! と思い成長した少女が主人公。少女小説としてはとてもときめきがあるストーリー。だけれど、簡単にはいかないところがすごく良い。アドルファの馬鹿みたいな恋愛下手、不器用さ、彼が好きだった女性の存在、王からの婚約者候補、エネアドを狙う陰謀など、盛りだくさん。
何より会話がふるってるなあ! すごくテンポが良い。
ミシアがただの田舎の美少女じゃなくて、頭が良くていざとなれば凛とする事が出来るというのが格好良すぎる。
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