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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「ブレイブ・ストーリー」(上)(下)
何事もない生活を送っていたワタルに突然降りかかった両親の離婚話。家を出てしまった父、憔悴し自殺未遂を図る母。こんな運命、変えてやる。転校生ミツルの誘いをきっかけに、ワタルは運命を変える事の出来る女神の住む世界<幻界(ヴィジョン)>に旅立つ。

少年の冒険物語は王道ですが、すごく好きでした。
冒険に出るまでが長くて、小学生のワタルが直面するには辛い問題があって、ワタルがどんな人物なのかがちゃんと描かれていて、冒険に出る頃には目が離せなくなっている。
覚えきれない地名もありましたが、世界観は分かり易くて、入り込みやすい。
ラストへ向かう、ミツルとの最後のシーンには、何故か胸が詰まって泣いてしまいました。ワタルもミツルも、どちらも現実的な人間の姿に感じられたからだと思います。
どうも私は本当に少年少女が大好きらしい(今更)(物凄く今更)成長していけるっていうのは本当に素敵ですよね。
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「DIVE!!」〈1〉〈2〉〈3〉〈4〉
日本ではまだマイナースポーツの水泳競技「飛び込み」。高さ十メートルからの飛翔。時速六十キロの急降下。わずか一・四秒の空中演技。それに魅せられた知季、飛沫、要一が目指すのはオリンピック。クラブの存続をかけ、オリンピックという夢の為に、彼らは飛翔する。

スポ根です。読みやすくて、共感しやすくて、良い本でした。
一巻は知季を書き、二巻は飛沫を、三巻は要一が主人公で、四巻は全ての結果を書く。
四巻はもうどきどきのしっぱなし。演技する度に点数が出て、主人公である三人の順位が上下する度に息を呑む。
飛び込みというスポーツがどんなものなのかは知りませんでしたが、物語の中で情熱を注ぐ少年たちがいるという事で、すごく知りたくなりました。わずか一・四秒の世界の中で、こんな葛藤があるのかと。
それぞれの思い、それぞれの夢。読み終えた後は真っ直ぐに走りきったような気分になれる、そんな物語でした。

「ばいばい、アース」〈上〉〈下〉
どんな種族の特徴も持たない事が特徴の少女ベル。師シアンの元を離れ、自らの由縁を知る為に≪唸る剣≫を手に旅人になる試練を受ける。やがてベルを≪理由の少女≫と呼ぶ者たちが現れ、彼女は戦いへと進んでいく。

完成された世界観で描かれる少女の物語。独特の専門用語や言い回しも多いので、難解で、読み進めるのに苦労する時もあるけれど、段々と止まらなくなる。
勇ましい少女が剣を手に戦っていく様は格好良すぎる。そして戦いの様子が美しい。剣楽と呼ばれる集団戦闘には、すごく興奮した。
何よりベルの美しさ。自分を探している彼女の、強さと、野性的な美しさ。勇ましくて、小さな少女をいつも思い浮かべるのに、細い手足をいっぱい広げて疾走しているようなイメージ。
「氷結の魂」〈上〉〈下〉
火の神ベイモットを信仰する国の一つリアチュールの王女ガレイラは、成人の儀式の間近に氷の魔王グラーダスの矢を受け、魔王の花嫁になってしまう。キアン国の王子ゼス、花枝の化身リアチェ、火の巫女ヴィルら同盟諸国連合軍は、魔王グラーダスを討つ為に氷の城へ向かう。

面白かったです。世界観がしっかりしてる。登場人物の心の葛藤が読めて、この人はこうなんだと考えられる。展開はありがちですぐ想像が付くのだけれど、文章のしっかりさで全然構わない。
ただ、綺麗に綺麗にまとまりすぎなような気もします。ゼス王子とガレイラ王女と火の巫女ヴィルの三角関係があって、嫉妬するシーンもちゃんとあるんだけれど、やっぱりラストが綺麗にまとまりすぎる。ヴィルが良い子過ぎる。ガレイラも憎めないから、これで良いとは思うのだけれど。
半分眠ってる頭で呼んでいる所為か、火の子供の台詞回しが難解だった所がありました。あれって(ベイモットとグラーダスをそれぞれの役目の神様に分割するって事で良いんですかね
読みやすいので上下巻とも一日で読めました。
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Author:月子
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