読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
他国を侵略、王を粛清するシスタス。この大国に対抗する小国連合を作るべく大陸を駆けるフェン、ロカ、リノであったが、彼らにもシスタスは圧倒的な力で牙を剥く! だが希望失われしその時、大国に弓引く者出現。その者、自らをこう名乗る——「偽王」。シリーズ名に隠された謎が、今、明らかに! 乱世に生きた少女の、王道ファンタジー第5弾!(裏表紙より)
面白かった! ようやくキタキタキターと手を握る展開になってきた。あと二巻で終わるみたいだけど。フェンが偽王を名乗るのは予測が付いていた。そこにどうみんなが集まってくるか。
よく考えると登場人物がほとんどみんな若くて、自分の魂、生き方をどう獲得していくかが、この物語なんだと思う。フェンは最初まっさらで、今でもまだその印象は拭えないけれど、誰かを大切に思う気持ちがある。
けれどその大切に思う気持ちは、もしかしたら故国での兄王への思いが拭えていない証拠かも。いや、違う。元々フェンとしてあったものだ。誰かの為に生きられる「フェン」だ、きっと。
クレインが登場して、紋章が戻ろうとしているのが運命的。王家に連なる彼女が王、偽王として立つ時を確かにしたように思う。人々も集おうとしている。段々加速してきた。
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