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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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高校生の北条才人はクラスメイトと結婚した。
それも学校一苦手な、天敵のような女子・桜森朱音とである――。
「私と結婚してること、クラスのみんなに言ったら殺すから」
「俺だって結婚を知られたくはない。なんのメリットもない」
普段から嫌い合う二人の新婚生活が上手くいくはずもなく、なにかと衝突ばかり。
しかし、日々の暮らしの中で歩み寄ることで距離が縮まっていき、一緒にいて楽しい時間が増え、少しずつお互いを理解していく。
才人は今まで知らなかった朱音の可愛い素顔を知り、朱音は心の中に秘めていた想いに段々と気づき始め……。
素直になれそうでなれない二人が送る胸キュン新婚生活、ここに開幕――!
【電子限定!書き下ろし特典つき】(Amazonより)

アニメ視聴済み。裕福な家に生まれ、自分の夢を叶えるために祖父母の取引に応じて学生結婚することになった喧嘩っぷるの夫婦もの。
アニメのときはまあそういうものかと思って見ていたんですが、活字として読むと、ちょっと二人とも子どもすぎないか? と。特に朱音の言動が言いがかりばかりで、読んでいてだいぶきつかったし、一緒に暮らす才人が可哀想という気分になってしまった。才人も大人の対応で流すか上手く転がせばいいものを。
1巻はまだまだ二人の関係は始まったばかりという内容。この後は子どもの二人がちゃんと大人になっていく話になるのかな。そうであってほしい。
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皇帝・碧成との間に唯一子をなし、後宮で威勢を誇った寵姫・芙蓉に皇后暗殺の濡れ衣を着せ、追い落とした雪媛。
民衆の間にも雪媛の信奉者は確実に増え、もはや雪媛を脅かすような存在はもういないかと思われた。
しかし芙蓉は、幼い頃から自らを慕い付き従う潼雲を使い、雪媛を陥れようと画策し始めた。
そんな中、雪媛が潼雲を自らの護衛のひとりに任じたことで、未来の記憶を持つ青嘉は警戒を強めていた。
水面下では、雪媛が寵を得たことでそれまで異民族として冷遇されていた尹族は増長を始め、その横暴は雪媛への悪評となり広がりはじめていた。
不貞の疑惑、密偵の暗躍と、いくつもの危機が雪媛へと襲いかかり――? 壮大な中華転生幻想譚、第三弾!(Amazonより)

死んだ奴隷の娘は、過去へと遡り、一族で最も権勢を振るった悪女に宿った、逆光転生中華風後宮もの。
仲間を得ながら自らの道を進む雪媛ですが、このままでは虐げられてしまう尹族を救うはずが、その一族の人間が自らの名前を使って傍若無人に振る舞っていることを知る。これが、こう、常に立場がくるくるとひっくり返る現実の無情さや虚しさ、権力争いをする者たちの諸行無常さを感じさせて……。このときの思いが彼女の未来にきっと大きく影響するんだろうという予感がなんとなくある。
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妻の貴恵を亡くして十年間無気力に暮らしていた圭介と娘の麻衣のもとに、ある日女子小学生がやってきた。「私は新島貴恵。あなたの妻」と名乗った彼女はなんと妻の生まれ変わり!? 小学生の妻と再び家族の時間を過ごす圭介たちだが、今世では万理華と名付けられた彼女には当然家族もいて……。

アニメ視聴済。アニメがなかなか面白い展開になってきちんと終わったので、ドラマだとどうなるのか気になって見てみました。
より人間関係が複雑になり、コミカルな要素だけでなく、太陽のような貴恵に対して影ができる描写なども増えて、見応えのある実写作品に仕上がっていたように思います。
「妻、小学生になる」というタイトルのキャッチーさに目を向けがちなんですが、家族の別れ、再会の奇跡、二度目の別れとこれから生きていくということをしっかり描いた作品でとても面白かった。ちゃんとみんな救われるのがね、フィクションだからできることだと思うんですよね。
あと個人的に食べることは生きることだと思っているので、圭介がお弁当作りを通じて彼女と交流を深めていくところが、これからを生きていくという気持ちの現れのように思えて好きです。
俳優さんたちの演技がお見事で、シリアスシーンや感動的なシーンが本当によかった。
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犬型のペットロボットをスネ夫に自慢されたのび太は、ひみつ道具の未来デパートでロボットを注文するも返品騒ぎに。だが一体だけ、商品ではないロボット・ポコが残ってしまった。ポコを帰すため、ドラえもんたちはロボット王国へ向かう。

宇宙と地底とロボットにまつわるドラえもん映画が多いなと思いながら見る。
珍しく啓蒙要素が薄い気がしました。ロボットと人間の共存を描くにしては、いままで感じたような「ちょっとそれは……」とか「説教くさい……」と思える強めの描写がないというか。
しかしこの時代に(視聴時は2025年)見ると、ロボットに感情は必要かそうでないかを深掘りすると面白そうだなあと思いました。共存か支配か、それともまた別の道があるのか。
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 この世には〈蠱毒〉というものがある。壺に百の毒蟲を入れて殺し合わせ、最後の一匹が猛毒の〈蠱〉となる。それを古来〈蠱術〉といい、操る術者を〈蠱師〉と呼ぶ。
 大陸でもっとも強大な斎帝国の第十七皇女・李玲琳は、周囲からひそかに「毒の姫」とあだ名される風変わりな姫だ。最愛の姉である女帝・彩蘭の指示で、隣国魁の王・楊鍠牙のもとへ嫁ぐが、結婚生活は前途多難。まず玲琳が蟲を偏愛する蠱師と判明し、魁国の者たちはドン引き。さらに鍠牙の命が何者かに狙われている——という噂が立つと、毒殺犯容疑をかけられた玲琳の立場は危ういものに……。(裏表紙より)

宮野さんだし、思いっきりぶっ飛んだヒロインなんだろうなあという予想を裏切らないぶっ飛び具合。しかも全員歪んでいて、それこそいまこそこの作品で蠱毒を作るつもりなのかと思ってしまう、中華風後宮もの。
個人的に蠱毒になったものが霊的な存在になって玲琳のそばにいるというのがなるほどなと思いました。実際の生き物にしてしまうと生死の問題があるし、呪術的なものなら霊的存在や概念でいいよなと。
最終的に鍠牙が一番、玲琳と一緒にいるためなら手段を問わずなんでもやりそうなので、このままだと傾国の美女になってしまいそうな玲琳が今後どうやって上手く制御していくのか楽しみです。
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罵倒に耐えて長年姑を介護してきた順子には、その死後も杖の音が聞こえたり、他に誰もいない家の階段で肩を掴まれたりし……(「火焔」)。死んだ姉を偏愛していた母親が他界。辛い思い出の募る実家を整理するため、ツルバラで覆われた、庭の小屋に入ると……(「茨姫」)。建物で怪異が起これば営繕屋・尾端が呼ばれ、家屋に宿る想いを掬いあげる。恐怖と郷愁を精緻に描いた至極のエンターテインメント全6篇収録。解説・漆原友紀(裏表紙より)

あるレストランの窓辺で手を招く女がいる。その女が招いているのは……「待ち伏せの岩」。
姑の介護を終えたはずが、まるでいまも生活をしているかのような物音がする「火焔」。
手作りのドールハウスを作る度にお焚き上げしてもらっていたが、ある日、そのドールハウスの人形たちが次々に奇妙かつ惨たらしい動きをするようになり……「歪む家」。
薬箪笥のある納戸に女がいる。けれど見えるのは家の男だけ……そんな古い家を離れ、新居に妊娠中の妻と母と移り住んだが、その女が妻に危害を加えるようになり……「誰が袖」。
海に沈む死者が居場所を知らせにやってくる、それを知らせるのがかつての家業。だがいまは……近隣住民から白い目で見られながら家を手入れもできず暮らす女性の話「骸の浜」。
母が亡くなり、実家に戻ることになった。蔑ろにされた思い出を片付けるように家の整理を始め、そうして母に偏愛されていた姉が自死した小屋で見たものは「茨姫」。
最初の頃はわりと、その後どうなったかを描かれていたように思うんですが、この三巻目は家を直すことになった、おしまい、という終わり方が多いですね。
どこかでこういうことがありそうという嫁姑と介護問題にも関わる「火焔」と、もしかしたらこういうことがあるかもしれないという拝み屋の家と近隣住民の現代の関わり方を描く「骸の浜」が一冊に収録されているのが面白いなあ。「骸の浜」は本当にきつくって、住む場所を整えることもできないのか……とすごく辛かった。
どれも本当に面白かったです。単行本で4巻が出たはずなので早く読もう。
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「ごめん、愛してる。どうか幸せになって」
魔王と戦い、フローライトを助けたことで、カーネリアンは死んでしまった。
私が弱かったから──そう後悔しながら後を追ったフローライトは彼と婚約したばかりの十歳に戻っていた。
今度こそ彼を死なせない、戦わせないとフローライトは誓う。
愛を深めながらも、恐ろしい未来を変えたいフローライトと「私も君を守りたい」と言うカーネリアンは度々衝突。
まだ力が足りない。焦るフローライトの前に魔王が現れたかと思うと!?
お互いしか見えない二人の最強愛の行方は──?(裏表紙より)

上記内容紹介がオチだけ書いてないほぼ本文という、やり直しもの。
今度は愛する人を死なせないと、魔王にさらわれることのないように戦う術を身につけたら、学園生活を送ることになるなど前回とまったく違う人生になっていき、最終的に魔王すらも退けてハッピーエンド。
話が終わっているはずなのに全体的にさらーっと表面をなぞっているような印象の物語なのは、大きな起伏がないからなのかなあ。カーネリアンがフローライトに隠れて最強化しているのはすぐ予想がつくので、もうちょっとやり直しものらしい必死さが欲しかった。
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ゾンビウイルスが蔓延した世界で生き残り、偶然出会って、力を合わせて生き延びてきたコロンバス、タラハシー、ウィチタとリトルロックの四人。それから十年が経ち、それぞれの関係も変わりつつあった。コロンバスはウィチタにプロポーズするも受け入れてもらえず、リトルロックには彼氏ができ、そんな彼女を追いかけて生き残りのいる街へ向かうことになる一行だが……?

「ゾンビランド」の続編。引き続きおバカ系ゾンビ映画で楽しかった。
ゾンビ世界でホワイトハウスに住んでるっていいよなあ笑 四人が本当に擬似家族的に暮らしていたらしいのが微笑ましい。タラハシーがリトルロックに対して完全にお父さんなのが笑う。彼氏ができたで大暴れするタラハシーを眺めている二人よ……。
こうやって生き残り続けるんだろうな、と思わせるラストでよかったです。
あとまたビル・マーレイを使うんかい!笑 おまけ映像もよかった。
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幼女の中で目覚めた現代日本人のチヒロは「金色の王」として、蜜蜂のクイーン・メルダの助けを借りつつ、家族たちと今日も元気に毎日を送っている。そんなチヒロが次に遭遇したのは、米! 醤油! 味噌! どうして懐かしいあの味が? キルファン帝国とは? そんなチヒロたちの前に、異世界転移者が現れ……。

幼女になった元現代日本人が知識と能力で異世界を快適に生きるためにやりたい放題するファンタジー。
この世界にはちょっと特殊な領域があって、また違った理でもって異世界人が関わっていて……と複雑な設定が明らかに。しかし異世界転移者と協力体制じゃなく敵対というかお説教対象になったのはちょっと残念だったなあ。まあ帝国の設定を思えば不可能か。
しかしこの第2巻、チヒロの奇声が読んでいてめちゃくちゃ辛かった。「にょ」「にょん」って中身がアラサーの現代日本人女性が言ってるんだよね……というのと、お説教モードのときに一人称「アタシ」で達者な喋り方をするんだからつまりわざと口調を変えているってことだよね? と思ってしまって。それこそ見た目は子ども頭脳は大人な名探偵のように、わざとそう言ってます的な描写があったらまた違ったのかもしれないけれど、あの語尾はきつい。
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城の片隅で命を落とそうとしていた幼子として目覚めた日本人の千尋。これって異世界転生? このままでは死んでしまうと、なんとか動き出すと……料理人が養父になったり、王弟殿下と繋がりができたり、実はこの幼子はただものではなかったりと色々あるけれど、現代日本人の知識でもって美味しいごはんと優しい人たちと異世界を駆け回る!

現代日本人女性が3歳程度の幼女に転生(憑依っぽいかな?)して、周囲に可愛がられながら、ただものではない子どもムーブをしつつ、魔物を従えたり、王族にすらも頭を下げさせたりする、王道転生もの。
冒頭こそハードモードですがあっさり乗り越えて、みんなに愛されまくり書いているとなんかこう、こういうのがみんなの理想なのか……となんとも言えない気持ちになる。面白いんですけれどね!
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Author:月子
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