読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
金星特急の旅から八年、横浜で経営するバーを人に任せ、当時お世話になった面々を訪ねる旅に出た錆丸。月氏の幕営地で無名の赤子と初めて顔を合わせ、北極圏の村で夏草の母の墓を建て、最後に辿り着いたグラナダで先行していた砂鉄とユースタス、さらに愛娘・桜と合流する。この旅は、七歳になった桜に母親である金星について教えるための旅でもあった。初めて父と離れ、世界を巡った桜は何を見たのか——? 大人気小説「金星特急」番外続篇集!!(裏表紙より)
世界を賭けた恋の果て、娘を連れ帰った錆丸。かつての仲間たちとの縁は切れないが、母親がいないことに悩み始めた桜のために彼女を旅に出した。表題作「花を追う旅」。
大きくなった桜にパパ&おじさんたちがお節介する「武力とお菓子」。
桜が能力を秘めていることが予感される、続編への布石「柔らかい繭」。
どれも変わらずキャラクターが生き生きしていて、旅の終わりと新しい始まりを感じさせる番外編、とても楽しかった。
特にユースタスと砂鉄の手作り結婚式が見られて感無量。誓いの言葉も二人らしくてにやにやしました。挿絵がいい仕事をしていた。
続編がますます楽しみになりました。
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