読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
久し振りに神殿へ帰還したローゼマインは神官長らと共に、神殿長としての仕事に明け暮れていた。奉納式や印刷業関連、数多くの面会、書類業務など、日々は慌ただしく過ぎていく。
季節は冬の終わりへ。ローゼマインの周辺は変化が止まらない。早くも一年生が終わろうとする貴族院では、全領地を集めたお茶会を開催する必要に迫られ、最終学年の領主候補生や側近が卒業式を迎える。領地の繁栄のため、自身の婚約話まで浮上。そして、何より懸案だった、下町の面々との別れが近づく……。
見果てぬ夢への「約束」を胸に、立ち止まってはいられないビブリア・ファンタジー!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(カバー折り返しより)
貴族院に行っている間に後回しになっていた事項の片付けの巻、と思っていたら最後の方に胸にくる話が待っていた。
そうかあ、ついに下町の面々とお別れか……。この世界の価値観だとそういつまでも近しくいられるわけがないと思っていたけれど。ルッツがちゃんと悲しんでくれて、トゥーリやベンノたちが何をするかちゃんと考えていてくれる、その違いにほっとしたし、これからも巡り巡ってローゼマインを助けてくれるって信じている。
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