読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
行商人のロレンスは、馬車の荷台で麦の束に埋もれて眠る少女を見つける。 少女は狼の耳と尾を持つ美しい娘で、自らを豊作を司る神・ホロと名乗った。 「わっちは神と呼ばれたがよ。わっちゃあ、ホロ以外の何者でもない」 まるで経験を積んだ大人のような話し方で、ロレンスを巧みに翻弄する少女。 「お前は、本当に神なのか?」 最初は半信半疑だったロレンスも、やがてホロが旅に同行することを承諾する。 そんなふたりの旅に、思いがけない儲け話が舞い込んでくる。 近い将来、ある銀貨が値上がりするという噂。 疑いながらも、ロレンスはその儲け話に乗るのだが……。(Amazonより)
独り者の行商人と、美しい娘の姿を持つ豊作の神の、偶然から始まる出会いと旅の物語。
商人の考えや、貴族や騎士といった権力の描き方がとても雰囲気を出していて、面白い。そしてまた人物描写がいい。ホロの描写がとても魅力的で、喋り方フェチとしても色っぽくも可愛らしくてとても好き。なのにちょっと怖いところもあって、この世界でいう「異教の神」の魅力が溢れているなあと思いました。
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