読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
敵〈レギオン〉の電磁加速砲による数百キロ彼方からの攻撃は、シンのいたギアーデ連邦軍の前線に壊滅的被害を与え、レーナが残るサンマグノリア共和国の最終防衛線を吹き飛ばした。
進退極まったギアーデ連邦軍は、1つの結論を出す。それはシンたち「エイティシックス」の面々を《槍の穂先》として、電磁加速砲搭載型〈レギオン〉の懐に——敵陣のド真ん中に突撃させるという、もはや作戦とは言えぬ作戦だった。
だがその渦中にあって、シンは深い苦しみの中にあった。「兄」を倒し、共和国からも解放されたはず。それなのに。
待望のEp.3《ギアーデ連邦編》後編。
なぜ戦う、“死神”は。
何のために。誰のために。(カバー折り返しより)
感無量の第三巻、そしてようやくすべてが始まるエピソードですね。
アニメを見てから、大事に読もうと積んでいたものを読み始めたわけですが、ああもうやっぱり涙なしでは読みきれなかった! 胸がいっぱいになる。
そしてこれを読み、アニメに舞い戻ってみてみると、原作はよりシンの気持ちを描写していて、アニメはよりそれらをドラマティックに描いているんだなあということ。アニメ最終2話分のエピソード、原作にはない展開があって、キャラクターの感情の掘り下げと感動的な再会を演出していてとても良いアニメだったのだなあとしみじみしました。
しかし原作を読んでいると印象が変わる人たちがちらほらいるなあ……。エルンストはだいぶ怖い人なんでは。あと連邦の大人組はより大人感があるというか、子どもたちのことを頼りにしなくてはならない板挟みに苦しんだり割り切ってしまっていたりとか。
とにかく四巻からもシンとレーナたちに会えるのが楽しみだ。大事に読もう。
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