読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまう——。そんなうわさを聞きつけやってきたのは、新婚ピカピカのお嫁さん!? 力を合わせて、なんとか彼女のなやみを解決してひと安心——と思っていたら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!? 四人の少女の、切なくも優しい友情物語、大好評シリーズ第4弾!(裏表紙より)
いつかはやってくると思っていた、亡国の姫君にして歳を取らない幼い姿のままのリ・ルゥが主役の第四巻。
最初のエピソード、船乗りのベルドットとロンロの二人から始まるように「私がいたいところ」と「私が望まれるところ」の話だったように思います。本当に、この世界のどこにも縁がないようなリ・ルゥ。その孤高さと誇り高さが魅力的でもあるんですが、やっぱり寂しい顔があちこち見えていて。
でも本当にどうにもできないときに助けてくれる古城ホテルの仲間たちがいることがとても嬉しかった。駆け足気味にさらっと話が進んでいましたが相当なピンチでしたよね!? ページがあったらもっとやばい状況だったと思うなあ。
誰かと一緒にいることが幸せに思えるのは、寂しさを知っているから。彼女たちができる限り長く一緒にいられますように。
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