読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人……ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者……!? 赦されない贅沢と、あなただけへの「想い」を知る第9弾!!(裏表紙より)
ラブコメに見えて実はどす黒い陰謀劇の物語になっている死神姫シリーズの9巻。アリシアの「おねだり」ににやにやしながらどーっと砂糖を吐くような甘い一面もあれば、ゼオルディスがさらっと非人道的なことを言ったりして、なんだか怖い。怖いと言えば、ゼオルディスの挿絵もこわかった……あれは、おかしい。話がこうなのにおかしい。思わず草が生える勢いだ。
ティルナードの成長が見られて嬉しい限り。ノーラの話はそれだけで少女小説っぽいのに、オチがあれかー!!(ばくしょう)
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