読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「平和の歌を歌いますよー♪」。あらゆるテロや犯罪が多発し、『ロケットの街』とまで渾名される国際都市ミリオポリス。「黒犬(シュヴァルツ)」「紅犬(ロッター)」「白犬(ヴァイス)」と呼ばれる警察組織MPBの〈ケルベルス〉が治安を守るこの都市に、ロシアの原子炉衛星〈アンタレス〉が墜落した。七つのテログループが暗躍する、この事件を収拾するため壊れかけの〈ケルベルス〉遊撃小隊が、超警戒態勢の街を駆け抜ける——! クールでキュートでグロテスクな“死に至る悪ふざけ(オイレンシュピーゲル)”第2幕!(裏表紙より)
第二巻。長編でした。ちょーたぎったああああああ!!!!!
涼月たちの「どうして」や、「死者が生者の道となる」、「三人で一頭の獣である」。熱くたぎったし、悲しかったし、理不尽な思いもたくさん味わったけれど、天国にも地獄にもならない街、かあ……とラストシーンがじいんときた。すごい物語だぞこれ。
また、スプライトの面々がつかの間交差したのにすごい燃えた。うおおおおって頭の中で叫びながら読みました。スプライト側からこの戦いがどんな風に書かれるのかすごく楽しみです。
民族的、人種的な問題や確執から目を背けることなくこのすごく面白い物語を書いている辺りがなんかもうこわい。恐怖心を覚える。面白かった……。
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