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そして花嫁は恋を知る 黄金の都を興す姫 (コバルト文庫)
皇女なのに、離宮で暮らすイリアティーヌ。父の後妻である現皇妃が苦手で、宮廷生活から遠ざかっていたのだ。そこへ結婚相手として紹介されたのが、若き将軍シリウスだった。ところが、彼はこの話を断るつもりだという。イリアティーヌの夫になれば、次期皇帝になれるのに。驚いたイリアティーヌだが、実は彼とは九年前に出会っていたことに気がついて……? 帝国の歴史を変える、運命の恋!(裏表紙より)

これは、いつになく面白かった! ヒーローかヒロイン、どちらかのキャラクターが若干薄くて政治的な面がよく描かれる嫁恋シリーズ、と私は思っているのですが、この興す姫は陰謀面がすごく強くて面白かった。ヒロインが姫としての責任感を最初あまり持っていないのが残念で、けれど少しずつ目覚めていくところは素敵だった。皇妃ファウスタがいい悪女。
でも、やっぱり主役は若干地味な気がする……。その分、かなり王宮陰謀劇が面白かったんですけれども。このくらいの文量で毎回読みたいよー!
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