恩田陸『土曜日は灰色の馬』

晶文社のホームページで連載された、小説、少女漫画、演劇、映画についてのエッセイ。

小説の項はSFとミステリがメイン。演劇と映画については少ないですが、少女漫画の項を一番楽しく読みました。そしてのそのエッセイで『おれは直角』がちらっと出ているのに噴きました（それが出たエッセイの内容としては、週刊漫画誌の「引き」についてでした）
少女漫画のエッセイには、当時の「花とゆめ」と「LaLa」の傾向についてちらりと書かれていて面白い。成田美名子とか、樹なつみ、ひかわきょうこ、佐々木倫子といった漫画家さんの名前が出ていておおっとなる。
あとさらりと「魂のステージ」なる単語が出てて一般的な語なんだろうかと思う。