読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
デルフィニアの黄金期を創出した「獅子王」のそばには、内乱期から数々の戦場を共にした二人の騎士団長がいた。一人は筆頭公爵家の才気煥発な嫡子、一人は地方貴族の出身ながら卓抜した剣の腕を持つ天才剣士。身分の異なる騎士たちの強固な絆はいかにして結ばれたか。若武者の青春を描く待望の外伝。(裏表紙より)
デルフィニア戦記シリーズには数多くの魅力的な登場人物がいますが、二人の騎士団長、ナシアスとバルロの青春時代を描いた外伝です。青かったり、清々しかったりして、楽しかった。毒舌家になる前のバルロはまだ本当に子どもだったり、怒らせるとこわいナシアスは昔から一番バルロに恐れられていたり。
この人にだけは軽蔑されたくない、という存在があることは、すごく幸せなことで、その人に恥じないように生きたいと思う気持ちが、すごくよく分かりました。
最後「10」の章では本編その後のことが少しだけ触れられていて、余韻があって、なんだか懐かしい人にもう一度会った気になりました。みんながもう一度会えたらいいのになあ……!
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