読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
一杯のハーブティーが心を豊かにしてくれる
親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。夏休みの間だけ身を寄せることになったのは、横浜に住む、会ったこともない伯父の家。勇希が恐る恐る訪ねると、意外なことに、その伯父は可愛いカフェのオーナーをつとめていた。同居するにあたって、勇希が約束させられたのは——
「魔女の後継者として、真摯に魔法の修行に励むこと」
不思議なカフェを舞台に紡がれるのは、ハーブティーをめぐる、心癒される物語。(裏表紙より)
孤独な少女がハーブティーを出すカフェにたどり着き、その店長と同居しながらやってくる人たちと出会い、自分を見つける物語。とても可愛くて優しいお話でした。
店長が多分伯父さんじゃないんだろうなっていうのはすぐに察せられるんですけれども、『先生』(魔法の師匠なので)がすごく優しい人なので心配いらないというか、ほっとするんですよね。不安やいろんなことで押しつぶされそうになっている勇希を助けてほしいって読みながら思ってました。
魔法が本当に「魔法」なのかどうかは置いておいて、自分を知ること、他人をよく知ること、信じることで見えるものがある。それはきっと魔法だよなって思いました。
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