読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
自分が自分だと気づく前に遇ってしまっていた絵本。愛してくれている大人の温もりと共に身体にしみこんでしまっている絵本。人生の複雑さを知った心に響いて忘れえぬ一冊となった絵本。ブルーナ、ポター、クーニー……私がいまの私になるために、絵本たちとのとても大切で幸福な出会いがあった。絵本という表現手段への愛情と信頼にみちた、美しく豊かな言葉で紡がれた35編のエッセイ。(裏表紙より)
単行本が1997年、加筆修正された文庫が2000年刊。江國香織さんが「MOE」で書かれていたエッセイをまとめた一冊。巻末に書名索引、作者索引、書店リストあり。
江國香織さんが子どもの頃から読まれているであろう、有名どころの外国絵本が多かったなあ。マリー・ホール・エッツも、スピアーも、すごく好きです。自分が絵本を読んで育たなかった(早々に活字を読むようになったから)ので、絵本を愛する人が絵本について語る文章はいつも新鮮で、楽しい。
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