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花守の竜の叙情詩2 (富士見ファンタジア文庫)
「これから、俺と君とで旅に出る。捕まれば、命はない」
 その一言から、二人の長い旅が始まった。囚われの王女アマポーラと、王位継承に敗れた第二王子テオバルト。支配した者とされた者。反発していた二人は、やがて恋に落ちた。だが——旅路の果てに待ち受けていたのは、辛く、悲しい別れだった。
 忘れられない。傍にいることはできないけれど、あなたのために生きていく。共に誓う二人だったが、テオバルトには生命の危機が、そして、アマポーラには望まぬ婚姻が舞い込んでくる。
「テオバルト。愛しているから、あなたを……」
 無慈悲な運命にあらがい、立ち向かう。強く切ない愛の物語!(裏表紙より)

面白かったああ! 1巻を読んだときは美しく切ない物語だなあ面白いなあと思ったくらいだったんですが、この巻が震えるくらい面白かった。電波を受信したのだろうか。
敵国の王女と王子は、周囲から必要ないとされ追われる立場になりながらも、恋に落ちた。神と竜と伝説が生きる世界で、二人は離ればなれになりながらも、相手をいつまでも想い続けていた。この設定だけで大変美味しいですありがとうございます。
1巻からさほど時間が流れていない状態で、アマポーラとエレンのその後の日々、そしてテオバルトの日々が綴られていく。月神フォスの敵、悪魔キャンディットの存在が、二人を脅かし始める。そして、過去の罪までもが。
一般人としては何も出来ないながらも、王族として誇り高く、一度困難に折れ、それでも顔をあげるようになったアマポーラの、儚く凛とした美しさ。一生懸命さ。ひたむきさ。その恋の切なさがとても胸を打ちました。三巻読むぞー!
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