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Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)
ついにその本性を顕にした言峰綺礼の罠に、敢えて真正面から立ち向かう衛宮切嗣。燃え盛る煉獄の炎の中、絶望に打ち拉がれたセイバーを待ち構えるアーチャー。熾烈な第四次聖杯戦争を生き残った英霊と魔術師は今まさに満身の力を振り絞り、最終決戦に挑む。宿命の対決の火蓋は、切って落とされた――。虚淵ハードボイルドの精華、ここにあり!
これは始まりに至る物語――。慟哭の最終巻!!
解説・奈須きのこ(裏表紙より)

物語はゼロに至り、そして運命が始まる。第四次聖杯戦争の集結。
全員の望みが潰え、あるいは成就した瞬間が、もうぞくぞくっとするくらい面白い。かと思うとウェイバーのように確かな光を与えられた者もいて、このライダー組のエピソードは本当にいいなあ。未来の分まで褒められたんだ、というのは、確かに彼にとって未来を手に入れたも同然の言葉で、ライダーの臣下になったということはつまり、彼は最初の望みであった英雄の座を約束してもらったということなのかもしれないよなあ。
後の出来事であるstay nightのセイバーはまっすぐに、マスターを導き戦う者だったので、Zeroのセイバーは本当に最大の敵と戦ったよなあと思います。バーサーカーのあれそれは、もう本当に痛々しくて、なのに面白くて。絶望に突き落とされる感が面白いと思うのは、その後のことを知っているせいだと思うんですが、最後の最後まで絶望したセイバーがもう本当に、可哀想なのに大好きだと思ってしまう矛盾が……。
士郎の言葉に対して「安心した」と言った切嗣が、本当は何をどう安心したのか。最後まで読んで、やはりこれは「始まり」を巡る物語だったのだなと確信しました。
面白かったです。
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