読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
美人女子大生・麻美は、15世紀のフランスにタイムスリップ。そこで出会った美少女は、伝説の乙女、ジャンヌ・ダルクだった! 負傷したジャンヌの身がわりとなって、戦場に立つ麻美。——「ジャンヌが、生き返ったぞ!」ここに、新しい伝説が生まれる!?(裏表紙より)
青い鳥文庫の「タイムスリップ探偵団」の姉妹編で、タイムスリップ・ミステリーの第三巻、ということを全く知らずに何気なく読んでいまい、シリーズ物で続き物か! としょぼーん。あらすじに惹かれたのですが、児童書で書くならこのくらいになってしまうのか。もうちょっとしっかりめのくらーくておもーいのが読んでみたかったかもしれない。
タイムスリップ体質(なのか、道具のせいなのかその辺りがここから読んだだけだとはっきり言えない)の女子大生が15世紀フランスにタイムスリップして、ジャンヌ・ダルクとともに行動する。タイムトリップについてはどうやらハト派とタカ派がいるらしく、彼らにちょっと狙われているらしい。
ジャンヌ・ダルクという人物について読者に余計な解釈を与えないようにしているのか、よく知られているような逸話以上の話は追加されていなくて、果たしてジャンヌは神の声を聞いたのかもはっきりしなかったです。火あぶりになってしまう絶望的なところにまで行き着かなくて、ちょっと物足りなさを感じつつも、「美人女子大生」とか「外交官の父」がいて外国語がめちゃくちゃできるとか「剣道」「柔道」「空手」「合気道」をかじったとか、その辺りの設定が実にあれだなあと楽しく読みました。
この本、講談社のYAなんですが、挿絵の数が多くて、右側のページにもあったり、本文の中にあったりして面白い作りにしてあるなあと思いました。
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