読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
十五年間外に出ず、美しい従者のヴィリと二人きりで育ったクリステル。彼女にとって、ヴィリと図書室の本たちが世界の全てだった。そこへ突如「墓守」を自称する青年ルカが現れる。彼がもたらしたのは、クリステルの住む「円環都市」が三十年前に死滅した街だという事実と、ヴィリを破壊するための「滅びの鍵」——ヴィリは、父がクリステルに遺した人形だったのだ。クリステルは壊れかけのヴィリと共に廃園の街から旅立ち、世界の真実と「恋」に目覚める……。美しき退廃世界に咲いた、珠玉の恋物語!!(裏表紙より)
一冊読み切りのレプリカ・ガーデンシリーズ第二巻。可愛くってピュアな物語だったなあ! これ好きだわー。
何も知らず閉ざされた世界で暮らしてきた女の子が、世界をどんどん吸収していく様は、とても美しくてかっこよくて愛らしい。クリステルとてもいい子! 自分でできることは少ないし、望むものしか見えていないけれど、それが全然嫌みじゃないのがどうしてかなあ。ルカやジュリアが「いい!」って喜んでくれるからかな。そういう世界なのが悲しいし、でもうれしがってくれる人がいて嬉しい気もする。
ヴィリはもう定番従者でごちそうさまでした。だっことかいいわーときめくわー。最後かなり可愛くてにやにやした。
前巻の二人も仲良さそうで何よりでした。
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