読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
アダルシャン王弟アレクシードは、カストリア帝国に乗り込み、ようやく幼妻のユスティニアと再会する。しかしその喜びも束の間、再び離ればなれに!! 約束の場所を目指す二人だったが、アレクは美貌の皇太子ルシウスに捕らえられ、絶体絶命の大ピンチ!! 二人は敵対する母国を平和へと導くことができるのか? すべては、ハッピーエンドのために!! 年の差カップルが贈る〈アダルシャン・シリーズ〉ついに感動の最終巻!!(裏表紙より)
それぞれの選択が導く物語の終わり。
セオが少年らしい思いを抱いていて、だから許せないというのが非常に痛いです。
アレクとルシウスの対峙シーンが滾りました。ルシウスの言葉に対して、「……あなたの妹は、そうは言わなかった」と言ったシーンにはっとしました。何故かユティのことがぱっと過って、風が吹いたみたいに神聖な気持ちになりました。
兄弟の再会と、エリアスの選択も良いように終わりました。兄弟が相変わらず兄弟で安心。ユーゼルは本当に王者だなあとか。しかし努力の賜物なのは短編集の「ユスティニアの花束」で分かるので、ユーゼルにこの先も長く王座にあってほしいと思ったり。
意外とあっさり終わってしまって、アレクとユティは進展の気配を見せつつ……で終わってしまったし、騎士団やアゼリア、ファーナも出てこなかったし……とちょっぴりそこだけ不満です。できれば、大人ユティが見たかった! 彼女非常に綺麗になってるはずだ!
面白かったです。文章が好きでした!
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