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グリム童話の世界―ヨーロッパ文化の深層へ (岩波新書)
魔女や小人、魔法の鏡、そして継母によるいじめ、動植物への返信……。「シンデレラ」「白雪姫」など19世紀ドイツのグリム兄弟が編んだメルヘンは、今も世界中で愛されている。だが、それらは本当は何を語っているのだろうか。キリスト教が広まる以前の神話・伝承にまで遡り、民衆の習俗や信仰、夢や恐怖に迫る、発見に満ちた案内。(カバー折り返しより)

非常に面白かった。ほうほうほう! となった。
触れている作品は「シンデレラ」「眠れる森の美女」「ホレおばさん」「白雪姫」「ラプンツェル」「蛙の王さま」。どれも馴染みのある作品ばかりで、文章も分かりやすかったし、何より知らないことがたくさん書かれてあって興味深かった。
「シンデレラ」の類話に関してが特に興味深かった。世界中のシンデレラに触れてあるところがあった。
そういえば全然関係ない話だけれど、「鵞鳥番の娘」、小学校低学年の時にすごーく好きだったのを思い出した。確か髪の毛を梳いている時に近付いて髪を取ろうとする少年に、主人公は風よ吹けと唱えて、というシーンを思い出した。
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