読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ついにクレアはジェイミーに真実を打ち明けた。自分が20世紀から来た人間だということを。ジェイミーは愛する彼女の言葉を信じてくれた。
やがて二人はジェイミーの故郷を訪れるが、そこで聞かされたのは彼の姉にまつわる意外な事実。それを知ったジェイミーは姉の手を握り締めた……。
しかし、平穏な暮らしは突如引き裂かれた。ジェイミーが敵に囚われたのだ。
なんとか救出しようとするクレアに、ドゥーガルが言う——ジェイミーが助かる可能性はない!
『時の旅人クレア』興奮と感動の完結編!(裏表紙より)
久しぶりに続きを読みましたが、おーもしろー! ごろごろ転がってしまった。以前ほどクレアの状況が手探りでなくなってきたからかな。
クレアとジェイミーは逃亡し、ジェイミーの故郷ブロッホ・トゥアラッフを訪れる。ジェイミーの姉ジェニーとその夫イアンと過ごす家族の日常は穏やか。誤解や思い込みも解消されるものの、赤軍服やランダル大尉は執拗にジェイミーを追っている。ここまで危機に瀕するヒーローもないと思うし、ここまで全力で行動するヒロインもいないよなあ! 海外ハーレクイン系の長編は、とってもハードでリアリティがあって、すごい。面白い。クレアの強さが好ましい。
傷つき、疲弊し、完治しない傷を置いながらも、癒し、繋がり、祈り、愛し合う二人は確かに生きているなあと思います。アンセルム神父の言葉がどきっとした。
「あなたはここでなにか行動を起こして、未来に影響を及ぼすのが怖いとおっしゃる。非論理的です、マダム。あらゆる人の行動が未来に影響を及ぼすのですから。あなたがご自分の時代にいたとして、やはりあなたの行動は未来に影響を及ぼすのですよ、いまと変わらず。(略)」
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