読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ロンドン、ノッティングヒルで旅行書専門の書店を営むウィリアムは、妻に逃げられ、店の売り上げも赤字。そんな店に、有名な大女優アナ・スコットが訪れる。短く会話をし、本を売り、それで終わると思っていた関係は、ウィリアムが偶然ぶつかったアナの服を汚してしまったことから始まっていく。
ロマンティックな恋愛ものといったらこれじゃないっすか、と見ることにしました。素敵でした。女優と本屋さんの恋ってロマンティック。もうほとんと一目惚れの勢いでくっついたので、めちゃくちゃに恋愛して、はちゃめちゃに別れて、というハードな恋愛を予想していたのに、思っていたよりも穏やかに、優しいロマンスになっていました。ウィリアムの性格のせいかな。
ウィリアムは友人たちから「大学時代のあだ名は『へなちょこ』」と言われてしまう、ちょっと冴えない男。でもそれがこの話のいいところを引っ張っていってくれていて、特に激しい感情をぶつけるアナに対して、怒るんじゃなく、静かに落胆して、という言葉がうまく出てこないところがいいですね! 激しく争うと燃え上がって、燃え尽きてしまう感じがするけれども、ウィリアムのおかげで静かに続いていく予感があって、ラストはとても幸せ。
クライマックスはどこか「ローマの休日」を思わせる場面で、ものすごっくどきどき、きゅんきゅんしました。最後、幸せだったので思わず「あはっ」って笑ってしまった。こういうところがものすっごくおしゃれで素敵だわー。
あと、ホテルマンを信仰してしまいそうです。どうしてホテルの支配人という人たちは、ああいう風にジョークが聞いて、とても親切なんだろう!
ゆったりとした恋愛映画で、楽しみました。
PR
この記事にコメントする