読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
キースに裏切られ玉座を追われたアルフォンスは、反貴族派レジスタンスに加わりながら、“王を戴かないパルメニア国”の進むべき道を模索していた。一方、偽王の疑いをかけられ進退窮まったキースは、ついにアルフォンスとの接触を図って——。
「……わが王に、永遠の忠誠をお誓い申し上げる」
侍従マウリシオが膝を折るのは、果たしてどちらの王の御前か。パルメニア物語最大の謎がいま明かされる。衝撃の結末を見よ!(裏表紙より)
偽物の王キースか、レジスタンスにいる正統な王アルフォンスか。他国からの侵略と貴族たちの思惑のもと、国は動き、未来へ漕ぎ出す。アルフォンスはすごく大人になった。知恵と力の使い方を知って、誰かのために動くことができるようになった。
しかし、パルメニアシリーズの主従の「従」の人って、どうしてこうもおかしい方向にねじくれてるんだろう! お前はまったくいい従者だよ! っていう気持ちと、この朴念仁が! という。手のひらで転がされた怒りは分かる。なんか変だなーと思っていた人物も、実はそうでしたという事実にあっと言わされたのは悔しいなあ。そして初恋をこじらせた人たちの歪みが。高殿作品! って感じだ。
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