読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
その出会いが、一人の少女を変えた——。
浮浪児のミオーニが騎士ダニエルからもらったのは、パンとチーズと「よく噛んで食べるんだぞ」という言葉。それは誰からも顧みられることのなかった掏摸の少女に、初めて与えられたやさしさといたわり、許しと信頼だった。だからミオーニは走る、ダニエルのために。そしてクァストーレの街を戦禍から救うために……。表題作のほか、長篇書き下ろし「鈍色の記憶」を収録。甲斐透がおくるガールズ・ファンタジック・ロマン!!(裏表紙より)
気がつけば老爺に育てられ、その老爺も死に、親なしの子どもたちを集めて掏摸などをさせる親方に殴られる毎日だった浮浪児のミオーニ。金色の美しい騎士ダニエルに優しくしてもらったことが、本当に嬉しくて。こういう純粋な気持ちを抱いたままのミオーニが、一生懸命になるところを応援したくなる。そして、どんなに周囲に認められても、一緒にいたいのはダニエルだけ。でもそのダニエルは時々ミオーニのことを女の子だと忘れてしまう……大丈夫か!笑
ここで、ミオーニが成長してダニエルがぐらつくところを想像して悶えてしまうのは、私の妄想といえども仕方のないことです……。そういう展開を欲する、心から。
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