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ドッペルゲンガー宮―“あかずの扉”研究会流氷館へ (講談社文庫)
北澤大学新入生のぼく=二本松翔は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー六人が、尖塔の屹立する奇怪な洋館”流氷館”を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状態での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第十二回メフィスト賞受賞作。

濃かった……。名探偵役が二人(三人?)もいるからか、推理が重なって重なって重なって、読み終えて疲れたーという気分。あまりにすごいトリックな上に、更に狂信的な犯人になると、とても胃もたれする。どっしり来ました。
かなり分厚い。623ページあります。主要メンバーはとてもライトノベル的なのに、全然そんなことのない、たくさん人死にが出る話。事件は現場で起こっているのですが、視点はそちらにはなく、外側から見ている小説です。恐らくは、この小説の事件のトリックと、作中作『そして誰もいなくなるか』との構造化なんだろうなあと。
メンバーは、自称名探偵・鳴海さんが好きなのですが、一方でどうもユイが好きになれなくって、ちょっと苦しかったです。
しかしとても濃かった。面白かった。
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