読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
自身の魔力を貴族から狙われたマインは、下町の家族や仲間との別れを決断した。大切な人々に危険が及ばないよう、名前も「ローゼマイン」に改名し、「領主の養女」として新生活を開始することになる。だが、その上級貴族社会での日々は過酷だった。儀式や礼儀作法を学ぶための猛特訓に加え、就任した神殿長や工房長の責任は重い。病弱な7歳の少女には厳しすぎる……はずが、神官長からのご褒美が「神殿図書室の鍵」だったことで一変! これさえあれば、たくさんの貴重な本が読める! 名前が変わっても、変わらぬ本への情熱で、ローゼマインは新世界を駆けぬけていく!
広がる緻密な世界観と本の生産体制。本を愛する全ての人に捧げる、ビブリア・ファンタジー第三部開幕!
書き下ろし番外編2本+椎名優描き下ろし「四コマ漫画」+第1回人気キャラクター投票結果発表などなど、盛りだくさん!(カバー折り返しより)
領主の養女となり、養父や新しい家族との関係や、貴族のやり方を覚える必要はあるものの、課題があるとすれば印刷業を広めるためのものだったり、魔術の訓練だったりしてさほど大きな問題はなく。第三部が始まったという感じがしました。ここから問題が次々に出てくるんだろうなあ……。
一方でいろんな力を持つ味方(とは断言できないけど……)も増えてきたので、大丈夫かなと思いつつ。なんか、家族と別れざるを得なかったときのようなどうしようもない問題が浮上しそうで怖いなあ。
エピローグでは、ルッツが次なる段階に成長しようとしているところが見られて嬉しかったです。言葉遣いや態度もだいぶと板についてきたように思うけれど、彼はローゼマインの近くにいるために頑張ってくれるんだなあ嬉しいなあ。
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