読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
深夜、鉄骨を振るい人を襲う亡霊「鋼人七瀬」。それは単なる都市伝説か、本物の亡霊か? 怪異たちに知恵を与える巫女となった美少女、岩永琴子が立ち向かう。人の想像力が生んだ恐るべき妖怪を退治するため琴子が仕掛けたのは、虚構をもって虚構を制する荒業。琴子の空前絶後な推理は果たして成功するか?(裏表紙より)
現代物で推理ものなんですが、異界のものが普通に出てきたり、何度死んでも生き返る青年がいたりと、ファンタジーの要素あり。
鉄骨を振るう鋼人七瀬は、インターネットの虚構により生み出され強化されたもの。これを退治するには、ネットの大多数が支持する「存在する」という定義を書き換えなければならない。そのために、岩永と九郎、巻き込まれる形で紗季が行動する。
「まとめサイト」がなんたるものかを知っていれば、おおっと思わせる展開で、しかし読みながらネットの存在が怖くなってしまった……。
イワナガヒメに対して岩永琴子、コノハナサクヤビメに対して、紗季(さく)と六花(はな)なのか! という、ラストまでおおっと思わせてくれて面白かったです。
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