読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ヤングケアラー、それは家族のケアや介護を担う青少年や若者たちのこと。認知症の家族、障害を持つ親や兄弟、家族の自殺など、介護を担う理由は様々。その当事者が語る、私のこれまで。
近頃よく見るヤングケアラーに最近関心があって、本を見つけたので読んでみました。
文章を書くプロではないけれど日常的に書くことで自分を見つめ直してきた人々による手記、でいいのかな。
子どもが介護することになると、壁になるのは進学や就職。非協力的な家族もいればその逆もあったり、そもそもどうすればいいのかわからないという家庭もある。そして子どもたちはみんな「後ろめたい」気持ちで自分の道を歩む。それがたとえ家族のサポートをすると決めていても、これでいいのか、この人がいなければと思う自分が嫌だと思ってしまうことが嫌だというの、すごく根深くて悲しい。誰にも相談できない状況でいる人が多いし、求めるものとは違う言葉をかけられたり、そうじゃないのになって思っていたりして、介護やケアに対する考えが改まる時期が来ているのかなあと思いました。家族で介護して当然じゃないし、普通という言葉の呪いを自覚するべきなんだろうな。
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