読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

「お前が色づいていくところが見たい」
目立つ左頬の痣のせいで、顔を隠して生きている王女ファウナ。彼女は海神に身も心も捧げる聖王女とは名ばかりの、いてもいなくてもいい存在になっていた。そんなある日、ファウナは母から死んでくれと言われ、彼女の望み通り、海に身を投げた。もう、生きている意味なんてないと思ったから……。
ところが、なぜか海神に助けられ、海底で彼と暮らすことに!しかも、ことあるごとに彼から口づけられて!?
すべてを諦めていた死に損ない王女と海神の純愛ラブファンタジー。(裏表紙より)
次期国王の兄と身分の低い母の足を引っ張るまいと、母の希望通りに死ぬことを決めた王女ファウナ。祭りの日、事故に見せかけて海へ身を投げたけれど、目が覚めたらそこは海の中。ファウナを助けたのは国が祀る海神で。
あちこちに散りばめられている設定が特に深掘りされず話が進んで終わってしまい、こんなところでいきなり都合のいい設定が明かされるのか……みたいなものが多くて消化不良。頬の痣はなんだったの? 守り石ってそれだけの役割? 穢れってどうにもできないの? ノクト周りのあれそれってアリなのか? ミロスの感情が見える設定ってもうちょっと何かなかったの? 死を命じた実母が改心するような展開もなし……? 二人は幸せな結婚をしたようだけれどちょっと他人事のように読み終わってしまいました。
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